クローン病や潰瘍性大腸炎の基礎的な医療情報です。


潰瘍性大腸炎の内科治療とは!
潰瘍性大腸炎の診断とは?
 潰瘍性大腸炎では、粘血便あるいは粘液の多い便がみられます。過去に粘血便がある程度の期間が続いた患者さんも多いようです。粘血便がある場合は活動期と考えられます。診断の確定は、内視鏡検査および生検(組織 採取し病理検査をおこなうこと)が必須です。活動期の見極めについては注腸造影検査が有用ですが、検査は活動性を悪化させることがあるので注意が必要です。

検査
a.内視鏡診断

 潰瘍性大腸炎の特徴的な所見としては、直腸下端を含んで全体的におよんでおり連続性の炎症です。炎症の強い所見はほぼ均一であることです。一方クローン病であれば、病変は飛び飛びに出現します。他に潰瘍性大腸炎の所見は、大腸の粘膜の血管が透けて見えなくなる現象があります。粘膜の表面の所見は、ザラザラしたように見えます。生検をしてクローン病の可能性を除外します。

 潰瘍性大腸炎の治癒期においては肉眼的には萎縮(イシュク)した粘膜像がみられます。深い潰瘍が存在していた場合は粘膜の過形成)ひきつれ像がみられることがあります。 正常と所見と異なり血管が透けて見える様子が特徴で、血管のコントラストが強調されます。
  
内視鏡画像

UCの内視鏡画像

UCの内視鏡画像

軽症・中程度

    活動期

b. X線診断

 特に狭窄を来した例などには、大腸全体をみる方法としてはX線透視診断が適しています。潰瘍性大腸炎の活動性の高い時期に注腸X線透視撮影は行わないようです。どうしても必要な場合は、累積ステロイド蓄積量に気をつけながらステロイド20mgを混入し注入する場合もあります。*1

UCの透視画像

c.鑑別診断

 感染症腸炎(特に出血を伴う赤痢等)、アメーバー赤痢、放射性腸炎、日本住血病、腸管ベェーチェット(腸管に潰瘍が出来ます)、放射性腸炎、虚血性大腸炎、キャンピロバクタ腸炎、クローン病等を除かねばいけません。

2.薬物治療
3.病状の程度による薬物治療
4.白血球除去療法と栄養療法の位置づけ


Mimibukuro Contents  写真提供 滋賀医科大学医学部附属病院消化器内科 佐々木雅也先生