| 数字 |
6-メルカプトプリン(6-MP) ロクメルカプトプリン:シックスエムピー ★
代謝拮抗(キッコウ)系免疫抑制剤で、プレドニン無効例およびプレドニンの離脱や減量が困難な場合に使用する。効果が現れるまでに3-4カ月必要とするので副作用に気をつける。副作用として骨髄抑制による感染症をおこしやすくなったり、腎臓障害になりやすい。
抵抗力が落ちるので風邪を始めあらゆる菌に対して感染しやすい。様々な合併症を併発する可能性があるのでよほどのことがない限り投与したくない薬の一つである。
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| A |
ACTH (コルチトロンビン:副腎皮質刺激ホルモン、血中濃度は6〜8時に最高となり、以後だんだんと減り0時に最低となる。)
通常、潰瘍性大腸炎の重症患者に使用される。あるいめには、ステロイドの効果の低い時、もしくはステロイド減量時に副腎の機能を活性化させる意味で使用することがある。 [←先頭へ]
AST(GOT), ALT(GPT) (エイエスティ、エイエルティ:アミノ基転移反応を促進する働きをもった酵素の一種。臨床検査で重要視されている。ヒト組織中にはGOTは心筋に最も多く肝臓がそれに次ぎ、GPTは肝臓に多く含まれる。心筋梗塞ではGOTだけが高値を示し、肝疾患ではGOT・GPTともに上昇する。)
IVHによる高カロリー摂取で脂肪肝になる場合があるため、これらの値を見る。正常値 10-33国際単位4-30国際単位 [←先頭へ]
| C |
CD : Crohn's Disease ★
クローン病。原因不明で、主として若い成人にみられ、線維化や潰瘍を伴う肉芽腫性炎症性病変からなり、消化管のどの部位にも起こりうる。臨床像は病変の部位や範囲による。発熱、栄養障害、貧血、関節炎、虹彩炎、肝障害などの全身の合併症が起こりうる。 クローン病では長いので文献などではCDと略して呼ばれている。 [←先頭へ]
CDAIスコアー (シーディエイアイスコアー:クローン病の活動指数を計る国際的基準。計算方法が難しい。上、一週間の患者の病態記録が必要である。)
治験の際、病気の活動状態を計る指標。 [←先頭へ]
CD4抗体 (シーディフォー:T細胞の中の免疫応答の活性化するヘルパーT細胞(CD4,CD8)の一部である。モノクロナール抗体によって認識されるリンパ球表面抗原であり、HIVのレセプターでもある。クローン病の粘膜内にCD4陽性細胞が病変形成に重要な役割を果たしている。)
抗CD4抗体がT細胞機能を制御しクローン病の活動指数を押さえると言われている。 [←先頭へ]
cobble stone (コボルストーン:クローン病独特の潰瘍パターン。ヨーロッパの敷石に似ていることからこの名前が付いた。) [←先頭へ]
CRP シーアールピー★ 急性期反応物質の一つ。生体内になんらかの異常が生じた場合、きわめて短時間に血中濃度は増加するとともに、回復に伴い直ちに減少、正常に復することから、感染症(特に細菌感染)、悪性腫瘍、膠原病、脱水症などの存在の有無、経過観察、予後の判定に広く用いられる。CRPの他に、白血球の増加や血沈の上昇などによっても炎症が生じていることがわかる。病変が再燃しているかどうかを見る簡単な指標の一つではあるが、風邪をひいただけでも高値になり、IBD患者の中には症状の増悪がみられてもCRPが上がらず病状の判断にならない場合もある。 0.0-0.2mg/dlが正常値 [←先頭へ]
| D |
DNA:デオキシリボ核酸 (ディエヌエー:主成分はタンパク質で細胞の核の染色体に存在し遺伝子の本体と考えられている。)
遺伝子情報のこと。現在,何番目の遺伝子欠損があるとか関係ないと論争がある。 [←先頭へ]
DR2 (ディーアールツー:第6染色体上にHLA遺伝子がある。HLA遺伝子はクラス1-3抗原に分かれるが、その中のクラス2にDR2は存在する。ちなみにTNF-ARUFAは、クラス3にある。)
TNF-αやDR2はHLA遺伝子中に存在する。極論を言うと遺伝子中の番地と思えば良い。 [←先頭へ]
| H |
HLA : Human Lymphocyte Anyigenns (エッチエルエー:ヒトの主要組織適合遺伝子複合体の名称で、有名なものに臓器移植の拒絶抗原となる。主にヘルパーT細胞に抗原を示すほか、免疫応答における細胞間相互作用に関与する。)
潰瘍性大腸炎では、DR2というHLA遺伝子中の領域に異常が見られる。 [←先頭へ]
| I |
I.V.H. : Intravenous Hyperalimentation アイブイエイチ ★ 輸液チューブの先端を鎖骨下静脈もしくは内頚静脈より上大静脈に留置し高カロリー輸液を投与する方法。IVH/TPNに使われる栄養剤としては、ピーエヌツイン、ユニカリック、アミノトリパなどの製品が使われる場合が多い。これらに微量元素、ビタミン剤などを混合して用いる。 [←先頭へ]
IBD : Inflammatory Bowel Disease ★
炎症性腸疾患。クローン病と潰瘍性大腸炎は症状や合併症が類似しているため、カースナー氏らが炎症性腸疾患:Inflammatory Bowel Disease(IBD)として、一つの疾患グループとしてまとめた。クローン病と潰瘍性大腸炎を併せた呼び名。 [←先頭へ]
ICAM-1 :CD54 intercellular adhesion molecule-1 (アイカムワン:細胞間接着因子の一つで、活性化リンパ球、活性化血管内皮細胞に現れるもの。) [←先頭へ]
IOIBDスコアー (アイオーアイビーディスコアー:クローン病の活動指数を計る国内基準。10項目中何個該当するかにより活動期および緩解期を判断する。1.腹痛,2.1日6回以上の下痢、あるいは粘血便、3.肛門部病変,4.瘻孔、5.その他合併症、6.腹部腫瘤、7.体重減少、8.38度以上の発熱、9.腹部圧痛、10.血色素10g/dl以下。)
国内のクローン病の活動期を判定する基準。 [←先頭へ]
| J |
Jパウチ (ジェイパウチ:UCで行われる手術術式。大腸を全摘出もしくは一つ手前の亜全摘の患者の水分吸収させるために小腸をJ型にし2管を1管に統合し大腸の代わりをさせる。Wパウチという術式もある。)
筆者はクローン病にも関わらずJパウチの手術をされ、阪大の先生には手術所見取り寄せるまで信じてもらえませんでした。こんなこともあるのですね。 [←先頭へ]
| L |
LCTオイル Long Chain Triglyceride oil (エルシィーティ:消化吸収酵素を必要としIBD患者には消化しにくいオイル。)
保険適応外の経腸栄養剤にMCT:LCTの混合比は1:1の割合が望ましい。 [←先頭へ]
| M |
MCTオイル Medium Chain Triglyceride oil (エムシーティオイル:直接門脈より吸収され消化吸収され消化酵素を必要としない油。)
保険適応外の経腸栄養剤に入っています。マクトンオイルと呼ばれています。 [←先頭へ]
MCV(平均赤血球容積) エムシーブイ ★
個々の赤血球の平均容積を絶対値で表したもの。鉄欠乏性貧血では低値をとり、巨赤芽球性貧血では高値を示す。
この値の低下は、鉄欠乏性貧血を意味する。IBDの患者では、消化管内への出血による鉄欠乏性貧血が多く見られる。
83-93 flが正常値 [←先頭へ]
| N |
N-3オイル エヌサンオイル ★
EPAやDHAの魚の油やシソオイルに含まれるα-リノレン酸と呼ばれる油。炎症を押さえる効果やN-6の油による生体に良くない効果を中和すると言われている。
炎症性腸疾患には良いとされているオイルは、具体的には魚などに多く含まれる。また健康食品店などで販売しているシソオイルにも含まれている。
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N-6オイル エヌロクオイル★ 炎症性腸疾患には悪いとされているオイル。肉類や炒め物に使われているサラダオイルなど多くの油に使用されている。 [←先頭へ]
| P |
PEG :Percutaneous Endoscopic Gastrostomy (ペグ:経皮胃瘻造説術の略、昔は胃瘻(イロウ)を作成するのに外科手術が必要だったが現在では、内視鏡を使い簡単に作成することが出来るようになった。これにより従来からの鼻からチューブを入れる必要もなくなる。)
経腸栄養剤の新しい投与方法の一つ。 [←先頭へ]
| Q |
Q.O.L. : Quality of Life ★ Quality of Life キューオーエル 生活の質。慢性病患者への(在宅を含めた)治療を導入する際、患者の立場に立って見て素直に満足感の得られるような医療を導入することによって得られる日常生活の質のこと。
| R |
RNA リボ核酸 (アールエヌエー:細胞質内に存在し、糖を主成分とする核酸。細胞核にたくわえられた遺伝情報に基づきタンパク質のアミノ酸配列を行う。)
DNAとともに遺伝子診断および治療には欠かせないもの。 [←先頭へ]
| S |
S字状結腸 (エスジケッチョウ:下行結腸の先のS字状になっているところ。) [←先頭へ]
| T |
T.P.N. : Total Parenteral Nutrition (ティピーエヌ)★
完全に非経口的に栄養する方法。
完全静脈栄養法。鎖骨下静脈穿刺または内頸静脈穿刺により、カテーテルを上大静脈内に留置し、高濃度の糖、アミノ酸、電解質、ビタミン類、微量元素を持続的に点滴注入する方法で経口より全く栄養の摂取をしない場合を言う。)消化管を全く使わずに栄養の補給が出来るため、腸管を安静に保ち、炎症をすみやかに緩解できる。反面カテーテル経由の感染、腸管を使わないために起こる弊害も指摘されている。
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Th1細胞 (ヘルパーティサイボウワン:細胞免疫性を進め、肉芽腫の形成やインターフェロン-γの産生の増加。細胞性障害の促進など臓器への慢性炎症をもたらす。)
クローン病では増加するが、潰瘍性大腸炎では減少する。 [←先頭へ]
Th2細胞 (ヘルパーティサイボウツー:クローン病の遺伝子異常の16番染色体の一部に異常があると言われているが、それに関連した領域を司るIL-4受容体がある。)
クローン病では、減少するが、潰瘍性大腸炎は増加する。 [←先頭へ]
TNF :tumor necrosis factor ★ 腫瘍壊死因子、がんや肉腫細胞を問わず強力で直接的な細胞毒性を持つ。その他、腫瘍内新生血管特に内皮細胞への障害作用がある。正常細胞への障害作用はみられない。長時間効果が持続することから、がん治療薬としても期待がもたれている。 我々期待の抗TNF-α抗体は、がん治療薬でもあるTNF-αを抑制するわけだからクローン病はよくなって、がんになりやすくなるのか?今後の研究が重要だ。 [←先頭へ]
T細胞=Tリンパ球 (ティサイボウ:骨髄の造血幹細胞より生産される。免疫応答の活性化するヘルパーT細胞(CD4,CD8)、抑制などの免疫応答の制御、及びウイルスが感染した細胞やがん細胞の傷害(キラーT細胞)に関与する。)
抗T細胞抗体の治療は炎症性腸疾患に期待できる治療でその一つに抗CD4抗体の治療が挙げられる。 [←先頭へ]
| U |
UC : Ulcerative Colitis (ユーシー:潰瘍性大腸炎。主として粘膜と粘膜下層を侵す、大腸の炎症性疾患である。30歳以下の成人に多いが、小児や50歳以上の年齢層にもみられる。原因は不明で、免疫病理学的機序や心理的要因の関与が考えられている。通常、血性下痢と種々の程度の全身症状を示す)
潰瘍性大腸炎では長いので文献などではUCと略して呼ばれている。 [←先頭へ]
| あ |
アザチオプリン : イムラン: azathioprine ★免疫抑制剤の一つでプレドニン無効例およびプレドニンの離脱や減量が困難な場合に使用する。
効果が現れるまでに3-4カ月必要とするので副作用に気をつける。副作用として骨髄抑制による感染症をおこしやすくなったり、腎臓障害になりやすい。
抵抗力が落ちるので風邪を始めあらゆる菌に対して感染しやすい。様々な合併症を併発する可能性があるのでよほどのことがない限り投与したくない薬の一つである。
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アドソルビン (アドソルビン:吸着するタイプの下痢止め。似た作用を期待して使用するのに薬用炭も用いる。)
下痢止め。水分を吸収するタイプ。 [←先頭へ]
アフタ (アフタ:粘膜に発生する1-5mmの円形ないし類円形の痛みを伴う潰瘍。)
口に出来たものを口内アフタと呼ぶ [←先頭へ]
アミラーゼ (アミラーゼ :デンプンやグリコーゲンなどの配糖体を加水分解して、マルトース(麦芽糖)とデキストリンにする反応を触媒する酵素の総称。動植物界に広く分布する。たとえば唾液中(プチアリン)・膵臓中(アミロプシン)あるいは血中・糞尿中にもある。)
この値が高いと、膵臓の炎症や小腸の病変の存在が疑われる。33-142 国際単位が正常値 [←先頭へ]
アラキドン酸 (アラキドンサン:リノール酸やリノレン酸とともに体内で合成されない必須脂肪酸の一つ。)
炎症が起こると発生量が増えることが判っている。 [←先頭へ]
アルブミン ★ 栄養状態を示す指標。血中のアルブミンが低下していれば、体内の貯蔵蛋白が著しく減少していることを示す。 4.1-5.1 g/dl正常値 [←先頭へ]
アンティドラッグ:antedrug (アンティドラッグ:化学的に作用を増強された局所に使用する外用剤。体内に吸収されると活性がなくなるかあるいは抵抗がなくなる性質を持つ。)
長期・大量に使用される副腎皮質ホルモンの局所適用の際に生じる全身の副作用を少なくした薬。 [←先頭へ]
イレウス ★ 腸管が狭くなり腸管内容物の通過が障害された状態。腸閉塞になると手術適応となる。鼻からチューブを入れたりして、内科治療でよくなることもある。手術をすると狭窄を繰り返す傾向があるため、最近では狭窄形成術を行うケースが増えてきた。 [←先頭へ]
イレオストミー (イレオストミー:回腸瘻造説術:回腸から直接体外に排出させる瘻孔(ロウコウ)を作る手術。)
人工肛門のこと。イレオストミーは、小腸から直接排泄されるので、消化酵素が含まれています。この消化酵素が皮膚かぶれの原因になりますので皮膚保護剤の付いたストーマパウチ(袋)を、適切に装着する必要があります。 [←先頭へ]
インターロイキン IL ★ 白血球によって生産され、それ自身あるいはその他の白血球の分化・増殖・機能などに影響を与える分子の総称。主に免疫応答の発現や調節に関わっている。免疫系以外にも作用することが最近解ってきている。遺伝子工学の進歩により明らかにされつつある分野である。白血球相互通信をおこなう。
IL-1〜IL18まで知られているが、IL6,IL6,IL7,IL10あたりが炎症性腸疾患に関係する。クローン病では、IL10が減少すると病態が悪化するが、IL-2,IL12の増加も病態悪化の原因になる。潰瘍性大腸炎ではIL2,の欠損および減少により悪化する。IL10,IL-7の増加により悪化すると言われている。 [←先頭へ]
インフォムドコンセント (インフォムドコンセント:医師は患者に医療内容を明らかにし治療方針について話し合い、患者は十分理解した上で合意するという共同意志決定の過程をいう。)
患者の知る権利でもあり、説明書類(および同意書)を良く読んでサインしろという先生は信用しない方が良い。(ただし緊急時を除く)良い医者は、患者の疑問や不安を解消出来るという要素も考えなくてはならない。 [←先頭へ]
ウルグート (ウルグート:胃潰瘍の薬です。) [←先頭へ]
エレンタール ★ 成分栄養剤の商品名 保険適応。販売元:味の素ファルマ株式会社、製造元:味の素 80g 。300kcal 粉末。クローン病治療には欠かせないもの。100kcal中、脂肪 0.17gと脂肪が非常に少ないのが特長。 [←先頭へ]
エンシュアH (エンシュアH:半消化態栄養剤の商品名 保険適応。販売元:大日本製薬、製造元:明治乳業、250ml缶、500mlバッグ。)
100kcal(1ml=1.5kcal)中、脂肪 3.52g。 1缶:カロリー 375kcal、脂肪 13.2g [←先頭へ]
エンシュアリキッド (エンシュアリキッド:半消化態栄養剤の商品名 保険適応。販売元:大日本製薬、製造元:明治乳業、250ml缶、500mlバッグ。)
100kcal中、脂肪 3.52g。1缶:カロリー 250kcal、脂肪 8.8g [←先頭へ]
エンテルード (エンテルード:消化態栄養剤の商品名 保険適応。販売元:製造元:テルモ100g 粉末。)
100kcal中、脂肪 1.25g。 [←先頭へ]
エンドトキシン (エンドトキシン:内毒素。細胞の菌体成分注にある毒素の総称。外毒素程特性はないが、外毒素により発生量が増えると激しい下痢、発熱および白血球減少が発生する。)
IBD患者の場合炎症に関わっているとされる。身近な例でいくと大腸菌、赤痢菌サルモネラ菌もその一つである。 [←先頭へ]
胃瘻 (イロウ:胃に穴をあけて瘻孔(ロウコウ)を作り、経腸養剤のルート確保に使用するための手術。)
大昔は、外科的開腹術による胃瘻造説術であったが、近年、Dr.Ponskyらにより開発され、内視鏡を使い簡単に行えるようになり爆発的に普及している。経鼻チューブによる経腸栄養剤投与では、太いサイズのカテーテルを使う従来のイメージでは拘束が発生し、どうしてもイメージが悪く定着しているようです。そういった煩わしさが解放されるため、普及しつつある。経皮内視鏡下胃瘻造説術(Percutaneouse Endoscopic Gastrostomy)
[←先頭へ]遺伝子の異常 (イデンシノイジョウ:クローン病の家族内発症を調べた報告では、16番染色体異常が有力。(ヘルパーT細胞2に関連している。)他には3番、7番の異常が報告されている。ノックアウトマウスにより病因の研究が期待される。)
16、7、3番染色体の異常がクローン病との原因が疑われているが、まだ不確定要素多い。日本ではまだ報告は上がっていない。遺伝子の場所(遺伝子座)を調べたところ、Nod2の、LRR部分に欠損が見つかったという報告がミシガン大学 猪原らによる報告がある。 [←先頭へ]
横行結腸 (オウコウケッチョウ:大腸の中央部で横に向かっているところ。) [←先頭へ]
壊疽性膿皮症 (エソセイノウヒショウ:下肢特に下腿、体幹、臀部顔面に掘れた潰瘍を形成する皮膚の化膿症で出血しやすい。)
IBDで起こる腸管外合併症の一つ [←先頭へ]
成分栄養剤: ED(Elemental Daiet) イーディ ★
タンパク質がアミノ酸にまで完全に分解されており消化吸収に分解を必要としない。腸管の安静度が保てる。保険適応。
| か |
カキリコ (カキリコ:牡蠣エキスを抽出したエキス製剤で、IBD患者に不足する亜鉛およびタウリンを補給できる。)
価格高いのネックか? [←先頭へ]
カスケード (カスケード:一連の相互作用のこと次から次ぎへ連鎖反応をすること。)
IBDの病態はアラキドン酸カスケードと良く呼ばれる。 [←先頭へ]
カテーテル (カテーテル:輸液を注入したり廃液をするために、体内に入れる管(チューブ)を指す。例えばIVHカテーテルとか尿道カテーテルとか言う。略してカテとも医療現場では言われている。)
経腸栄養剤を鼻から入れる経管ED用のカテーテル:Freka 6.5Fr,ENTRIFLEX(R) 8Fr, サンプチューブ 10Fr などがある [←先頭へ]
ガストロボタン:ボタン型胃瘻カテーテル (ボタンガタイロウカテーテル:上記、PEGの進化版でボタン型になっており、経腸栄養剤を使用しない場合キャップを閉める。逆流防止弁も付いている。点滴のラインから解放されるため活動性のある患者さんには、細いサイズが開発されれば今後の主流になる可能性もある。)
製品ラインとして細いサイズがないことと、クローン病自体の瘻孔が治りにくく、太いサイズを使用すると、経腸栄養療法が必要なくなった場合瘻孔(ロウコウ) 閉じにくく治りが遅い恐れがある。経鼻チューブでの投与が難しく患者さんの強い希望により使用される場合がある。他に商品名でジェニーシステム、ウィザードなどがある。

キシロカインゼリー (キシロカインゼリー:局所表面麻酔剤、ゼリー以外にも胃カメラ時に喉に麻酔をかけるスプレータイプ、や局所麻酔用の注射をするタイプがある。IVHを入れるときに最初にちくっと痛みますよというのもキシロカインである。)
チューブを鼻に入れる際の潤滑剤として用いられる。独特の匂いがあるため患者には好まれず、慣れるとゼリーをつけずに入れられるようになる人も多い。 [←先頭へ]
キレート化 (キレートカ:水溶液中で金属が陽イオン(プラスチャージ)の状態で溶けている場合、マイナスチャージを持った(電子供与性)イオンや分子を加えると、金属イオンの周りに安定な形に結合(配位結合)する。一つの分子が、電子供与基(マイナス)を二つ以上もつ場合、金属に結合して安定化することをキレート化という。)
キレートとは(金属)錯体と呼ばれ、そもそも陽イオンになりやすい金属イオンの周りをアンモニア分子などの非共有電子対と呼ばれる結合にあづからない電子を持つ分子や原子が金属イオンの空軌道を占拠して配位します。配位子の数は金属イオンの種類によって異なります。 [←先頭へ]
クリニミール (クリニミール:半消化態栄養剤の商品名 保険適応。販売元:エーザイ、製造元:森永乳業、89g 粉末。)
100kcal中、脂肪 3.13g。 [←先頭へ]
グルココルチコイド (グルココルチコイド:副腎質皮質から分泌されるステロイドホルモンのうち糖代謝に重要な役割を果たすホルモン。タンパク質および脂肪の代謝にも重要。その他、ストレスに対する生体の保護もある。抗炎症、抗アレルギーおよび抗リウマチなどの薬理作用を持つ。)
IBDの期待される副作用の少ないステロイドで欧米で開発中であるブデソナイドはこのタイプのステロイドである。 [←先頭へ]
ゲノム解析(遺伝子解析) (ゲノムカイセキ:ゲノムとは、細胞、ウイルス(細菌の場合はファージ)が持つ遺伝子郡のことで、それを解析することを言う。2セットの遺伝子郡を持ち2本鎖あるいは1本鎖を持った巨大なDNAないしRNA構造である。ヒトでは、約30億塩基対(推定5-10万遺伝子の数)がある。)
最近、炎症性腸疾患に対する遺伝子解析が盛んに海外で研究され欠損遺伝子の報告がされ始めている。 [←先頭へ]
コンプライアンス (コンプライアンス:治療応答性、伸縮性) [←先頭へ]
γ-GTP (ガンマジーピーティ : ガンマグルタミルタランスペプター:肝臓や胆道疾患により異常値を示す。特に胆汁のうっ滞がある場合やアルコール、薬物に寄る肝臓障害でも異常値を示す。)
IBDの場合は、薬による肝機能以上が無いかもしくは過去の輸血によりC型肝炎になった方への肝機能が大丈夫か調べる必要がある。男57-190/女44-140 国際単位が正常値 [←先頭へ]
下行結腸 (カコウケッチョウ:大腸の後半で下に向かっているところ。) [←先頭へ]
回腸 (カイチョウ:小腸の空腸より肛門側を言う。小腸の約3/5を占める。) [←先頭へ]
回盲部 (カイモウブ:小腸と大腸のつなぎめに回盲弁というのがあり内容物の逆流を防ぐ役目であるが、クローン病では、ここにまず潰瘍を発生することが多く手術でこの弁をとるケースが多い。それにより、小腸内に内容物が滞留する時間が短くなり、消化能力も通常より落ちる。下痢が多くなる )
クローン病はこの部分に潰瘍が出来る場合が多く、クローン病のことを回腸末端炎・終末部回腸炎と言うこともあった。 [←先頭へ]
外瘻 (ガイロウ:腸管と皮膚がつながること。) ★ 代表例として痔瘻があげられる。クローン病で最も多い合併症の一つ。 [←先頭へ]
活動期 (カツドウキ:病気の症状が出ている期間。) [←先頭へ]
葛根黄連黄ゴン蕩 (カッコンオウレンオウゴントウ:潰瘍性大腸炎に効果あった例がある。)
潰瘍性大腸炎に効果あった例あり、配合生薬は,葛根、黄連、黄ごん、甘草(カンゾウ)。 [←先頭へ]
葛根湯 (カッコントウ:葛根湯に含まれる生姜、大棗(タイソウ)などには胃腸機能の改善作用がある。比較的体力のある人で、自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こりなどに使われる風邪薬。)
若者向きのIBD患者の風邪薬でこの薬が合わない方は上記薬をお奨めする。いずれも初期に飲まないと効果はない。配合生薬:葛根(カッコン)、麻黄(マオウ)、タイソウ、桂皮、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)。 [←先頭へ]
乾酪化 (カンラクカ:チーズ(乾酪)に似た黄白色、乾燥性壊死(エシ)が診られるのでこの名前がある。)
クローン病の肉芽腫の種類は非乾酪性と言われている。 [←先頭へ]
環境ホルモン (カンキョウホルモン:内分泌撹乱物質とも言う。生体内に取り込まれると、ホルモンと似た作用をする危険な物質で主にプラスチックの原料のビスフェノールA,塩化ビニールの原料フタル酸エステル類などが原因とされている。精子の減少が確認されている。)
身近かな物質から取り込まれることが非常に重要な問題である。最近でも給食の容器から検出されたとTV報道されている。 [←先頭へ]
緩解期 (カンカイキ:症状がおさまっている期間。) [←先頭へ]
偽ポリポーシス (ギポリポーシス:粘膜の過形成、無数のポリープ。)
潰瘍性大腸炎の特徴的な粘膜像。 [←先頭へ]
狭窄(キョウサク) ★ 腸管および管腔(カンクウ)が狭くなった状態。高度狭窄は手術の対象にもなる。高度狭窄に伴いイレウス(腸閉塞)へ移行する。 直腸狭窄を除き手術により治療可能となった。
狭窄形成術 キョウサクケイセイジュツ ★
狭窄部を拡張形成する手術で、病変を切り取るものでなく、短腸にならないと言う利点がある。
クローン病で小腸病変によく行われる術式。 [←先頭へ]
空腸 (クウチョウ:十二指腸に続く小腸の部分で回腸に移行するまでの部分。) [←先頭へ]
桂枝加芍薬湯 (ケイシカシャクヤクトウ:腹部膨満感,下痢または便秘,渋り腹など。)
配合生薬:桂枝(ケイシ)、タイソウ、甘草(カンゾウ)、大黄(ダイオウ)、生姜(ショウキョウ)、芍薬(シャクヤク)。 [←先頭へ]
経腸栄養法 EN: enteral nutrition ケイチョウエイヨウホウ★
経口または経管的に栄養剤を通し消化管を使用し栄養を摂取する方法。流動食をチューブで投与すれば経腸栄養に含まれるが、ここでは消化(または半消化)され、腸の負担無く栄養を吸収出来る栄養剤を使い、腸管を安静に保ちながら栄養摂取する療法を経腸栄養法と呼ぶ。成分栄養剤(消化に負担のかからない栄養剤:エレンタール)を鼻からチューブを入れて投与する。腸管の安静がはかれる。
[←先頭へ]
結腸 (ケッチョウ:大腸の中で盲腸と直腸を除いた部分。) [←先頭へ]
血小板 (ケッショウバン:血液有形成分の一つ。骨髄巨核球から産生され、大きさは直径2-4μmである。血液凝固に関与し、特に第3因子は血漿因子とともに血液トロンボプラスチンの形成に重要な因子である。)
★傷が出来ると、それを塞ぐために血小板が増えるのと同様、炎症が悪化しても血小板が増えるので、これも炎症を見る指標の一つになる。 [←先頭へ]
血沈(赤沈) (ケツチン : アルブミン:抗擬古剤を加えた血液を赤沈を専用の細長いガラス管、ディスポーザブルの管に入れ」垂直に立て赤血球の沈む速度を計る検査。)炎症値を計る検査。★1時間値10mm以下(男性)、20mm以下(女性)lが正常値。 [←先頭へ]
姑息的治療 (コソクテキ:疾患の治癒を目的としたものではなく症状を緩解に持っていくことを主目的とした治療方法。)
好中球 (コウチュウキュウ:主に骨髄で作られる白血球で、正常人の場合血中の白血球の中の54-65%を占める。)
白血球の主要構成物です。 [←先頭へ]
香蘇散 (コウソサン:比較的体力の低下した人が、不安、不眠、頭痛、抑鬱気分などの精神神経症状、食欲不振などの胃腸症状を伴う場合に多く用いられる初期の風邪薬。)
胃腸虚弱で神経質の人の風邪の初期、配合生薬:香附子、蘇葉、陳皮、甘草、生姜。 [←先頭へ]
骨粗鬆症 (コツソショウショウ:骨密度が低下した状態をいう。骨はたえず吸収、形成されているもので、吸収率と形成率に差が出たときに骨粗鬆症になる。治療としてカルシウム剤投与、活性ビタミンD投与、カルシウム剤筋注などがある。)
ステロイドの副作用として骨をもろくするというのがあり、なおかつ炎症性腸疾患の患者にはカルシウムの吸収阻害があり気を付けるべきである。 [←先頭へ]
潰瘍 (カイヨウ:壊死(エシ)に基づく粘膜や皮膚の粘膜欠損。) [←先頭へ]
虹彩炎 (コウサイエン:虹彩(反射的に瞳孔の大きさを変えて光の入る量を調節する)および毛様体(モウヨウタイ){ぶどう膜の一部}の炎症)
クローン病の合併症の1つで目の病気 [←先頭へ]
膠質反応(コウシツハンノウ) (ZTT) 4〜12 (コウシツハンノウ:従来は肝機能検査として用いれてきた。血清タンパク中のアルブミン(膠質安定)と免疫グロブリン(IgG)(膠質不安定性)の量的変化などに関係する。膠質とはコロイドのことであり大きさがおよそ5μg-0.1μgの粒子が分散した状態をいう。)
炎症性疾患の判断項目。肝機能検査によく用いられた。 [←先頭へ]
顆粒球 (カリュウキュウ:細胞中に顆粒を多く含む白血球の総称で好中球を多く含む。)
顆粒球の大部分は好中球である。 [←先頭へ]
| さ |
サイトカイン: cytokine ★ ホルモン様の低分子量のタンパクで各種の細胞から分泌され、これにより免疫反応の強さと期間が調節されている。
サイトカインと言われる物質は炎症や細胞の増殖時に分泌されるホルモンである。
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サラゾピリン ★ (サラゾピリン:従来からIBDに使用されていた薬。副作用もある。しかし現在も使用している施設は多い。潰瘍性大腸炎ではペンタサは大腸に到達するまでに半分ほど吸収されるのでサラゾピリンを処方しているケースもある。)
もしクローン病でこの薬が出るようだったら病院を変えた方がいいかもしれません。 [←先頭へ]
シアル酸
(シアルサン:クローン病の再燃率の目安に血中シアル酸の測定が優れている。90以上が再燃、80台であれば軽度再燃、70台であれば緩解と評価する。)★クローン病の再燃率の目安に血中シアル酸の測定が優れている。
IBDでこの値を見るDrもいるがCRPの検査項目で再燃の判断は出来るのであまり一般的ではない。
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シクロスポリン cyclosporin ★ 免疫抑制剤の一つ。抗原やリンパ球からのリンホカインの産生を抑制する。ヘルパーT細胞の作用を抑制する。効果発現が早くステロイドが効かない場合にも有効だが高い血中濃度が必要であり、腎毒性を生じる可能性がある。副作用として、知覚異常、多毛症、振戦(異常なふる
え)、消化器症状、腎障害など。 抵抗力が落ちるので風邪を始めあらゆる菌に対して感染しやすい。様々な合併症を併発する可能性があるのでよほどのことがない限り投与したくない薬の一つである。
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しそオイル (シソオイル:N3系のオイルを使用しており、N6(通常の脂肪)の悪影響を中和する効果があるが一方高価であるのと、すぐに酸化するという欠点を持つ。)
加熱による酸化が気になる方はドレッシングとして脂肪供給源にされるなら良いかも? [←先頭へ]
シリンジ (シリンジ:感染防止の面から、ディスポーザブル(使い捨て)のモノがほとんど。しかし、一方ダイオキシン排出の問題の原因にもなる。が現状メーカーが塩素を含まないタイプのものを開発しない限り改善見通しは立たない。)
注射器。経腸栄養剤のチューブやルートの洗浄に便利。50ccのシリンジが便利です。 [←先頭へ]
スキップ・リィジョン (スキップ・リィジョン:クローン病独特の潰瘍パターンで病変が飛び飛びにある状態。)
クローン病独特の潰瘍パターン。
ステロイドパルス療法: pulse therapy of steroid (ステロイドパルスリョウホウ:メチルプレドニゾロン(ステロイド)を1,OOOmgを点滴静注し3日間続ける治療法。ステロイドを大量に一気に注射するためにそう呼ばれる。UCの急性期の治療法の1つである。)
パルス療法をやっても効果がない場合は外科手術の対応となる。ステロイドの投与量が多くなりすぎると手術自体が難しくなる。 [←先頭へ]
ステロネマ (ステロネマ:ステロイドを直接直腸もしくは、S状結腸までチューブで挿入し注入する薬。)
病変部位に直接するため効果は高いとされている。ステロイドは、口から飲むのに比べ格段に少ないとされている。しかし副作用の声は多い。 [←先頭へ]
ストーマ(人工肛門、人工膀胱) ★ 直腸および肛門括約筋機能が使用できなくなり(一時的な場合と永久の場合がある)便を貯留するための装具(ビニールの袋)を腹部につける。スト-マ患者をオストメイトと呼ぶ。 結腸につくられたストーマ(排泄口)のことをコロストミーという。コロストミーは、腹壁に穴をあけ結腸の一部を体外に引き出し、腹部に固定させてできたストーマ(排泄口)。病変部位や弱っている腸管に便が通らないためにつくられる。イレオストミーは小腸に作られたストーマ。永久ストーマになると障害者(直腸機能障害4級)に認定され、装具の交付券等その他支援があるので最寄りの福祉事務所にご相談下さい。小腸機能障害4級が認定されている場合、併合認定で3級になることもある。 [←先頭へ]
Seton法:シートン法 ★ セトン(seton)は串線(かんせん)といい、洞や瘻孔を形成させるために皮下組織や膿胞に通す束糸のこと。ガーゼの細長い切れ端、長い鋼線またはその他の材料のこと。痔瘻(ジロウ)の瘻管(ロウカン)に絹糸、ワイヤー、ゴムバンド、ペンローズドレーンなどを通し持続的に膿を外に出す。難治痔瘻(ジロウ)に対して長期的にドレナージをすると痛みの緩和およびや発熱の防止に効果的。 [←先頭へ]
セレクチン (セレクチン:糖鎖を認識するタンパクと言う意味で、白血球に現れるのがL-セレクチン、血管内皮細胞に現れるのがE-セレクチン、活性化血小板に現れるのがP-セレクチンの3種類が存在する。いずれのセレクチンも白血球が血管内皮細胞と相互作用する際にみられる白血球の回転現象がみられる。)
炎症性腸疾患において接着分子(セレクチン)が増加している。接着分子が現れることにより微少循環障害が起こると言われ、まだ研究が始まったばかりである。今後の病気のメカニズムや治療への応用が期待される。 [←先頭へ]
ゼリーミックス (ゼリーミックス:成分栄養剤や消化態栄養剤のメーカーがくれる味をゼリーの素。)
個人的に甘すぎるのでやはり自作してしまうのでしょうか?。 [←先頭へ]
再燃 (サイネン:残存病変の悪化すること。)
再び症状が出てしまうこと。 [←先頭へ]
再発 (サイハツ:新病変による症状出現すること。) [←先頭へ]
在宅経腸栄養法 HEN: home enteral nutrition (ザイタクエケイチョウエイヨウホウ:再燃、再入院を出来るだけ長く社会生活を送らせるために自宅で上記、経腸栄養療法を行う療法。)
自宅で経腸栄養剤を飲むまたは経鼻チューブで摂取する方法が安心で確実である。 [←先頭へ]
三方活栓 (サンポウカッセン:点滴のライン中に取り付け、複数の輸液を注入出来るようにしたもの。)
サンカツと看護婦さんの間で呼ばれることが多い。 [←先頭へ]
止血剤(急性時) (シケツザイ:急性時にはトロンビンがフィブリノーゲンに作用し即効性を示す。トロンビンは出血部位に対して初めて効果を示す。)
私自身下部大量下血した際に、トロンビン末をお尻からカテーテルを入れて注入し一命を取りとめた経験がある。 [←先頭へ]
止血剤(慢性時) (シケツザイ:薬剤として、アドナ、トランサミンという薬剤があるが、急性出血には効果なし。慢性的な出血に対する効果はある。)
静注と錠剤がありCRPが高く貧血傾向な人は予防的に検討の価値あり高齢者には脳梗塞などの心配もありお奨めできない。 [←先頭へ]
歯状線 (シジョウセン:肛門部にある。この線より上のものを高位痔瘻(ジロウ)。下のものを低位痔瘻(ジロウ)という。 [←先頭へ]
次硝酸ビスマ (ジショウサンビスマ:収斂剤(シュウレンザイ)腸粘膜の表面に分泌液のタンパク質と結合して不溶液の沈殿をつくり、これが被膜をつくり腸粘膜を保護する薬。)
エレンタールによる浸透圧性下痢に有効。下痢止め。腸管粘膜に膜をつくるタイプ。 [←先頭へ]
柴苓湯 (サイレイトウ:この薬は,ステロイド離脱に効果あり。効能効果は,吐き気,食欲不振,のどの渇き,利尿が少ない。体力中程度の人の下痢。)
配合生薬:柴胡(サイコ)、半夏(ハンゲ)、沢シャ、黄ゴン、ジュツ、タイソウ、チョレイ、人参、ブクリョウ、桂皮、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ) [←先頭へ]
縦走潰瘍 ★ 潰瘍が縦に深く裂け、ひどくなると穿孔したり瘻孔を作る。 クローン病独特の潰瘍パターン。
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小建中湯 (ショウケンチュウトウ:疲れやすい,顔色が悪い,動悸,食欲不振,腹痛,下痢,寝汗,腹部が軟弱な症状の方に用いられます。大建中湯と組み合わせて用いる場合多い。)
配合生薬:芍薬(シャクヤク)、桂枝(ケイシ)、生姜(ショウキョウ)、タイソウ、甘草(カンゾウ)、コウイ。 [←先頭へ]
小柴胡湯 (ショウサイコトウ:体力中程度の人の長引く風邪、微熱と悪寒が交互にくる場合。インターフェロンを受けている場合使えません。)
配合生薬:柴胡(サイコ)、半夏(ハンゲ)、黄ゴン、タイソウ、人参、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)。 [←先頭へ]
上行結腸 (ジョコウケッチョウ:大腸の始まりの部分で上に向かっているところ。) [←先頭へ]
食細胞 (ショクサイボウ:微生物、他の細胞とくに障害を受けた細胞、異物などを細胞内に取り込む作用をする機能を持つ細胞の総称。)
IBD患者の場合炎症およびフリーラジカル発生に関わっているとされる。 [←先頭へ]
浸潤 (シンジュン:白血球、リンパ球、がん細胞などの遊走細胞が組織内に侵入し、一般に境界の固定されていない病巣を示す病理的現象。)
人工関節置換術 (ジンコウカンセツチカンジュツ:骨の代用として特殊合金あるいはセラミック等で作られた人工骨を用い人工関節に置き換える手術のこと。)
IBDの合併症で強直性脊椎炎や大腿骨頭骸死がひどくなった場合この手術を行う。 [←先頭へ]
穿孔 (センコウ:腸管に穴があくこと。) [←先頭へ]
線維化(センイ) (センイカ:結合組織の増加。正常組織と異なり細胞や血管に乏しく密にかつ不規則に生じた元来の組織に比べ性能が低い。)
組織再生能力がなく固くなり瘢痕(ハンコン)化へ移行する前段階。 [←先頭へ]
大腸内視鏡 大腸ファイバー(CF) シーエフ★
肛門より内視鏡(ファイバースコープ)を挿入し大腸から小腸末端部辺りまでを観察する検査。直腸から大腸全域を観察でき、生検鉗子を出して病変粘膜の一部を摂取し、病理学的検査をして病名の確定診断に役立てる。
空気(エア)を入れながら内視鏡を内部に挿入していき、腹部に膨満感を感じたり、ファイバーが通るのが辛いが、映像をリアルタイムで見られるので納得出来て良いという声も多い。
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第13因子製剤 (ジュウサンインシ:フィブリン安定因子、クローン病では、この因子が不足していることがしばしばあり補充することにより改善される可能性もある。)
血液製剤の一つで血液を固める性質がある。 [←先頭へ]
短腸症候群 ★ タンチョウショウコウグン
ショウトボウエルシンドローム。腸管切除により小腸が短くなること。栄養の吸収障害になり中心静脈栄養(IVH)による栄養補給に頼らざるを得なくなる場合もある。クローン病でも、繰り返し外科手術をすると短腸症候群になることがある。
軽度であればエレンタールでも栄養管理できるが、短くなりすぎるとIVHが必要になる。
| た |
タンニンサンアルブミン (タンニンサンアルブミン、タンナルビン:収斂剤(シュウレンザイ)腸粘膜の表面に分泌液のタンパク質と結合して不溶液の沈殿をつくり、これが被膜をつくり腸粘膜を保護する薬。粉っぽく飲みにくい。)
エレンタールによる浸透圧性下痢に有効。下痢止め。腸管粘膜に膜をつくるタイプ。 [←先頭へ]
ダイオキシン (ダイオキシン:世間を騒がせる猛毒で、青酸カリの1,000倍の毒性を持ち、塩素の入ったモノを燃やすだけで容易に発生させることが出来る。日本のダイオキシン汚染は行政の対策も遅く相当深刻である。)
アメリカでは、癌を引き起こす物質として認められているため日本の環境基準より千倍くらい厳しい。 [←先頭へ]
ツインライン (ツインライン:消化態栄養剤の商品名 保険適応。販売元:大塚製薬、製造元:雪印乳業、A,B液とも200mlリキッドタイプ。)
100kcal中、脂肪 2.78g。 [←先頭へ]
ディスプレジア dysplasia (ディスプレジア:大腸の前がん状態でがんを合併した潰瘍性大腸炎の粘膜にみられる上皮のある種の変化。がん病変と似た病変である。)
潰瘍性大腸炎の手術適応になる前がん症状。 [←先頭へ]
トランスジェニックマウス (トランスジェニックマウス:外来遺伝子を宿主の染色体に組み込み、形質転換されたマウス。遺伝子発現機能とその調節機構を解析する上で極めて有用である。)
病気の疾患モデルとして作成されたマウス。遺伝子解明に役立つ。 [←先頭へ]
総タンパク:TP(Total Protein) ★ 血液中に含まれる総タンパクの指標。栄養状態を見る。6.5-8.0 g/dlが正常値。 [←先頭へ]
大建中湯 ダイケンチュウトウ★
腹部膨満感を取り除いたり腸閉塞を防止する効果があるとも言われている。 漢方薬でありながら速効性がある。配合生薬:山椒、人参、乾姜(カンキョウ)、コウイ。漢方薬の処方は14日分です。
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大腿骨頭壊死 (ダイタイコツコットウエシ:大腿骨頭無菌性壊死ともいう。股関節のほか大腿骨やひざ関節の痛みとして発症し次第に痛みが増し、歩行が明らかにおかしな形になったり股関節の動きが制限されたり日常生活が著しく制限される。現在有効な治療手立てがないため早期発見と現状維持が精一杯の治療である。)
潰瘍性大腸炎の副作用。ステロイドの大量投与や累積蓄積量にも関係しているのではないかと思われる。ステロイドを長年飲まれている方は検査をすべきと思います。CTおよび骨定塩量測定などで検査をし骨粗鬆症とともに気を付けなければなりません。 [←先頭へ]
中毒性巨大結腸 toxic megacolon (チュウドクセイキョダイケッチョウ:結腸が異常に拡張した状態、結腸が直径6cm以上に拡張した状態をいう。)
潰瘍性大腸炎の方の手術適応になる症例 [←先頭へ]
注腸造影 チュウチョウゾウエイ ★
肛門より注腸カテーテルを留置し、バリウム等の造影剤を注入して大腸の病変をX線で観察する検査。
肛門よりチューブを挿入し、バリウムが逆流して漏れないようにバルーンを膨らませて直腸を塞ぐこともある。空気が入ると腹部に膨満感を生じ苦痛を感じるが、検査後にガスが出れば楽になる
。 [←先頭へ]
直腸 (チヨクチョウ:大腸の終わりでS字状結腸と肛門の間の部分。) [←先頭へ]
低残渣食(ザンサ) テイザンサショク ★
繊維質などが少なくて便の量が少なくなる食事。食物繊維などの高残渣食による腸管運動の促進を止め、腸管を安静に保つために取り入れる食事療法の一つ。
炎症性腸疾患の食事の基本。腸管に優しい食事のこと。胃潰瘍の食事の本などが参考になる場合もある。
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二重盲検法:ダブルブラインドテスト (ダブルブラインドテスト:薬の効能を臨床上正しく評価する方法の一つ。特に心理的影響を避けるために行う。元々は、医師および患者にも治療薬とフラシボ(偽薬)も判らないようにし第3者である治験検判定者だけが判るようにする。)
新薬の治験の時に行われる薬の効能を判定するための試験。 [←先頭へ]
| な |
ニフレック (ニフレック:大腸ファイバーおよび小腸二重造影を、注腸検査時に病状を正確に診断するために飲む下剤で病変を悪化さないと言われている下剤です。欠点は2Lもの大量の下剤を飲むこと。)
下剤も、種類を間違えると病変自体が悪化させます。ニフレックス使用している施設は反対にIBDを熟知された先生がいらっしゃるのかもしれません。 [←先頭へ]
ノックアウトマウス (ノックアウトマウス:1対の染色体上にある両方の対立遺伝子を人為的に破壊し、特定の遺伝子機能を失わせたマウス。)
病気の遺伝子解明のために作成されたマウス。病気のモデル動物を作成し治療方法の有効性などの検証などに役立つ。 [←先頭へ]
小腸二重造影 ショウチョウニジュウゾウエイ ★ 鼻から十二指腸へ入れたチューブを通してバリウム等の造影剤を注入し、小腸の病変をX線で観察する検査。 チューブを鼻から入れるのが非常に辛い。小腸を撮影しやすくするために入れるエアが検査終了時に抜けきれず、ガスが腸に溜まるのも辛い。比較的みんなが嫌う検査の一つ。しかし、小腸型のクローン病の診断には必須の検査法。 [←先頭へ]
人参湯 (ニンジントウ:冷え,尿量が多い、食欲不振、下痢、腹痛、胃もたれなど。)
配合生薬:人参、ジュツ、甘草(カンゾウ)、乾姜(カンキョウ)。 [←先頭へ]
内瘻(ロウ) ★ 腸管と腸管がつながること。腸管と膀胱(ボウコウ)につながるケースもある。治療はかなり困難であり、腸管-腸管の瘻孔(ロウコウ)の場合は手術適応であるが、手術しない場合もある。膀胱(ボウコウ)-腸管の場合は手術になるケースが多い。 [←先頭へ]
肉芽(ニクゲ) (ニクゲ:微細で丸い突起のようなものが、傷、潰瘍などの表面または炎症の部位の表面に治癒過程に形成される。)
瘻孔(ロウコウ)やドレーン挿入した所に発生する不良肉芽には一度は泣かされているはず。 [←先頭へ]
膿瘍 ノウヨウ ★ 膿(ウミ)がたまること。肛門周囲膿瘍(ノウヨウ)が、クローン病の合併症として多い。 [←先頭へ]
| は |
ハイドロコルチゾン (ハイドロコルチゾン:副腎皮質で作られる最も主要なグルココルチコイドの一つ抗炎症を有するステロイド)。) [←先頭へ]
ハイネックス-R (ハイネックス:半消化態栄養剤の商品名 保険適応外。販売元、製造元:大塚製薬、96g、粉末。)
100kcal中、脂肪 2.2g。 [←先頭へ]
ハウストラ (ハウストラ:大腸のひだで潰瘍性大腸炎が悪化すると無くなり、緩解状態になると、またひだが出てくる。)
内視鏡所見での潰瘍性大腸炎の特徴で炎症が起きると消失する。 [←先頭へ]
白血球除去療法/顆粒球吸着療法
白血球除去療法(LCAP療法)とは、血液を浄化する方法で、一方の肘または大腿(だいたい:太股)などの静脈から血液を体外に取り出し、フィルターで活性化した白血球(リンパ球・単球・顆粒球)を除去し、血液を反対側の静脈へ戻す治療法です。顆粒球(かりゅうきゅう)吸着療法(GCAP療法)は、血液を体外に取り出し、炎症に関与している顆粒球を選択的に除去する医療機器(顆粒球吸着器)に通し、その後血液を体内に戻すものです。
潰瘍性大腸炎と関節リウマチに対する治療法として保険適用が認められています[←先頭へ]
ヒックマン (ヒックマン:TPNを導入する際に用いられるカテーテルの商品名。一般の中心静脈用カテーテルより感染しにくく、抜けにくいので、長期間入れておける。在宅TPNの際に使われることが多い)
在宅や長期入院に使用されるIVHカテーテル。カテーテル先端に逆流防止弁(スリット入り)のカテーテルでグローションカテーテルという商品もある。

びまん (ビマン:全体におよんでいること。)
潰瘍性大腸炎の潰瘍の特徴。 [←先頭へ]
びらん (ビラン:欠損が浅い潰瘍の前段階の状態。) [←先頭へ]
フリーラジカル (フリーラジカル:活性酸素。細胞膜を犯したり、各種病気の原因とも言われている。連鎖反応することによりより毒性の強いフリーラジカルへと変化する。)
IBD患者場合炎症時に腸管より大量に発生していることがわかった。 [←先頭へ]
フレーバー ★ 成分栄養剤や消化態栄養剤の味をジュースのようにごまかして、飲みやすくするもの。栄養剤は自分で工夫をしないと口から飲む人にとって飲み続ける治療自体が長続きしない傾向がある。 [←先頭へ]
ブジー(拡張術) (ブジー:狭窄部の拡張することを一般にブジーと言う。金属製で行うものもあれば、内視鏡的に行うものもブジーである。)
バルーンダイレーションも一種のブジーである。 [←先頭へ]
ブスコパン (ブスコパン:腸管の蠕動運動を止める薬。検査時に使用する。)
腸管の動きを押さえる薬。検査時に使う。 [←先頭へ]
ぶどう膜炎 (ブドウマクエン:ぶどう膜炎と脈絡膜炎(ミャクラク)を合併したもの。)
クローン病の合併症の1つで目の病気 [←先頭へ]
プレドニゾロン(プレドニン)prednisolone ★
副腎質ホルモン、炎症を抑える効果は、抜群にあるが、長期使用すると様々な副作用がある。クローン病に長期投与する場合は、あまり意味がない{特に瘻孔(ロウコウ)がある場合。}重大な副作用の一つに大腿骨骨頭壊死(潰瘍性大腸炎で多い)がある。
切れ味が良く即効性があるが、副作用が多くあり、長期投与は望ましくない。だからといって医師の許可無く量を減らすと下血や貧血がおこったり、悪化する。減らす場合は、医師の指示を必ず守ること。
[←先頭へ]
プロスタグランジン (プロスタグランジン:脂肪酸の誘導体でその生理作用は極めて多彩。血管拡張から腸管の平滑筋の収縮。赤血球の凝集阻止、あるいは細胞の代謝や内分泌及ぼす作用がある。)
IBD患者場合炎症に関わっているとされる。 [←先頭へ]
プロパデルムクリーム(ベクロメタゾン) (プロパデルムクリーム (ベクロメタゾン) :正式にはプロピオン酸ベクロメタゾンで現 在、皮膚科で使用されている。ステロイドのアンテドラッグで、潰瘍性大腸炎の注腸療法として治験されている。)
副作用の少ない注腸タイプのステロイドだが保険認可されていない。 [←先頭へ]
ヘパ生 (ヘパセイ:「へぱせい」と読む。ヘパリン+生理食塩水の略語。TPNのルートを外すときにカテーテル内をこの液体で満たし、血液が凝固するのを防ぐ)
一時的に外出する際や、お風呂(シャワー時に)一時的に点滴ラインから解放される際に血液が固まらないように使用する。 [←先頭へ]
ヘマトクリット(ヘマトクリット:赤血球が血液中で占める容積の割合を百分率(%)で表した値で、貧血や赤血球増加の有無や程度を判定する指標になる。)
これの低下しているかどうかを見ることにより、ヘモグロビンと同様、消化管からの出血の有無を判別する。男40-55/女37-47が正常値。 [←先頭へ]
ヘモグロビン: Hb ★ 赤血球が血液中で占める容積の割合を百分率(%)で表した値で、貧血や赤血球増加の有無や程度を判定する指標になる。
これが低下しているかどうかを見ることにより、ヘモグロビンと同様、消化管からの出血の有無を判別する。男14-18/女12-16
g/dlが正常値。 [←先頭へ]
ベスビオン (ベスビオン:消化態栄養剤の商品名 保険適応。販売元: 藤沢製薬、製造元:雪印乳業、45、90g 粉末。)
100kcal中、脂肪 3.4g。 [←先頭へ]
ペンタサ(メサラジン) mesalazine ★ サラゾピリンの有効成分5-ASA(アミノサルチル酸)のみを抽出した新薬、副作用が一気に減った。 IBDの治療薬で、第一選択となる。 [←先頭へ]
消化態栄養剤(ペプチド栄養剤) (ペプチド:タンパク質が、ペプチドタイプになっている消化吸収に優れた経腸栄養剤栄養剤。若干の脂肪を含む。保険適応。)
エンテルードという商品のことです。 [←先頭へ]
生検 Biopsy (バイオプシー:組織を切りだし採取し、染色し顕微鏡検査をし病理学的に検査をすること。その組織採取のこと。)
バイオプシーとも言う。通常色々な意味で組織を採取することを言うがIBDの場合、大腸内視鏡検査で組織を採取することを言う。 [←先頭へ]
内視鏡バルーン拡張術 (バルーンダイレーション:内視鏡の鉗子孔(カンシコウ:処置具を入れるところ)から、バルーンを挿入し、内視鏡で確認し狭窄部位に留置し空気を入れ膨らませる。バルーン(風船)自体非常に強度に優れているもので、一定時間拡張する。極めて簡単な処置方法。内視鏡到達範囲であれば可能である。)
内視鏡には、胃カメラ、大腸ファイバの処置具を挿入する場所よりバルーンを挿入し狭窄部の部を拡張する。バルーンダイレーションともいう。 [←先頭へ]
白血球(顆粒球)除去療法 (leukocytapheresis: LCAP) (ハッケッキュウジョキョリョウホウ:血液透析の形態をとりフィルターを通し免疫の活性化された白血球(顆粒球)を取り除き、フィルター通過後の血液を体内に戻す。顆粒球が持っている、免疫反応や活性酸素発生による粘膜障害を排除しようと言う考え方である。炎症反応が改善され、ステロイドを投与をしたくない妊 )
潰瘍性大腸炎の患者にとって今一番の期待されている治療。論文および症例では兵庫医科大学がNO.1です。 [←先頭へ]
半夏シャ心湯 (ハンゲシャシントウ:悪心(オシン)、嘔吐(オウト)、食欲不振水溶性でない下痢。胃をたたくとピチャピチャ音がする。)
配合生薬:半夏(ハンゲ)、黄ゴン、乾姜(カンキョウ)、人参、甘草(カンゾウ)、タイソウ、黄連(オウレン)。 [←先頭へ]
半消化態栄養剤 (ハンショウカタイ:タンパク質が分解されていない液状の経腸栄養剤。)
エンシュアリキッドをはじめ保険適応でないのを入れるとシルバーマーケットに開発されたモノが無数にある。本文中にその中でIBDに使えそうなモノを紹介しています。 [←先頭へ]
腹腔鏡下内視鏡外科手術 ★ 通称ラパロと言われる、体内に4ー5ヶ所穴を空け処置具を入れる管を挿入し、二酸化炭素でお腹を膨らまします。(気腹)体内に開けた穴からカメラ(内視鏡)と光源を入れ内視鏡に接続されたカメラモニターを見ながら、あいている管から手術用処置具を入れ手術を行う術式。
初回の手術には可能です、複数回の手術歴がある患者さんは腸管の癒着がひどく適応外です。この手術の最大の良い点は、小さな傷しか残らない。および術後回復の早さ。日本では、手術後7-10日間もすると退院出来るくらいです。欧米ではもっと早く退院させている。
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吻合 (フンゴウ:消化管の内腔(ナイクウ)の連続性を保つために行う手術。消化管再建術とも呼ばれる。縫い合わせ部を指し吻合と呼ぶ。) [←先頭へ]
瘢痕(ハンコン) (ハンコン:肉芽の創傷治癒過程において硬固な線維性結合組織になる。これにより引き連れを起こしたり狭窄を起こしたりする原因になる。)
線維化がさらに進み固くなった組織。クローン病患者は瘢痕(ハンコン)狭窄により手術せざるを得ないケースが多い。 [←先頭へ]
栄養剤投与は静脈用を使用。肝臓癌などの栄養動脈に選択的に抗癌剤投与を行う場合は動脈用を使用する。また腹腔用ポートは婦人科領域の癌などに使用される。
専用に設計された針を使わないとセプタムと呼ばれる、シリコンの寿命が落ちるので注意。本体は強化プラスティックやチタン、ステンレスなどがあり、最近は小型化され違和感が軽減されたものが多くなり、クローン病では普及しだしている。
夜間に輸液を投与して、ヘパリンロックをして、日中は仕事や学校などではカテーテルが体表に出ていないので、気にならず活動的な生活が可能で、Q.O.L.が向上したという患者さんも多いようです。(間欠投与)針を体表に刺して、器材のシリコン部分(セプタム)に差して栄養剤を投与するのですが、皮膚が発赤してきたら、なるべく離れた部位を刺すか、皮膚を休めて、皮膚の発赤が消えるまで経腸栄養剤に変更するのが一つの方法ではないでしょうか。
| ま |
マクロファージ (マクロファージ:血液、リンパ、その他多くの組織中に存在しアメーバー様食作用を持つ。各種病原細菌に対する生体防御機構に重要な作用を持つ。)
IBD患者の場合炎症およびフリーラジカル発生に関わっているとされる。 [←先頭へ]
まんぞく君 (マンゾククン:IBD患者用に開発された、レトルト食品です。ラーメン、ホワイトソース、ミートソース、ビーンズバーガー、いわしつみれ、カレー、お粥があります。)
IBD用とはいえ活動期でないこと、食べ過ぎには注意! [←先頭へ]
メトロニダゾール(フラジール) metronidazole ★ 抗菌薬で元々トリコモナスの葉で婦人科の薬であった。痔瘻(ジロウ)に対して効果があるという論文があるが、数ケ月で薬剤耐性がつき効果は無くなるとも言われている。副作用として末梢神経障害、味覚異常、中枢神経障害(めまい、ふらつき)がある。
痔瘻(ジロウ)に悩む方は試してみる価値あるかも、反対に何ヶ月も試して効かない人は副作用が多い薬なので服用を止めたほうがよい。
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モノクロナール抗体 monoclonal antibody (モノクロナールコウタイ:動物をある抗原で免疫感作させると抗原の各部に対応した色々な抗体が発生する。ある1個の抗体産生細胞は1種類の抗体しかつくらない。そこで骨髄腫細胞と抗体産生細胞との細胞雑種で、抗体産生しつつ増殖するハイブリッドーマを作り、一つ一つをクローン培養し一つのクローン細胞はただ1種類)
抗体を生産しているB細胞を骨髄腫細胞と融合させ、1個の融合細胞から出発して、増殖可能で均一な抗体をつくり続けると抗体産生融合細胞株を得られることができる。このように得られた単細胞株から作られる抗体をいう。 [←先頭へ]
免疫グロブリン大量静注療法 (メンエキグロブリン:免疫グロブリン製剤(血液製剤の一種)は、各種抗体を含み体液性免疫能強化の目的に注入されるが、これを大量に注入する治療法。)
免疫グロブリン大量注入法は内視鏡所見の改善とともに細胞間接着因子を減少させる。 [←先頭へ]
門脈 portal vain (モンミャク:胃および腸からの血液を集めて肝臓に運ぶ静脈。)
MCTオイルが吸収される静脈。 [←先頭へ]
| や |
輸液ポンプ (ユエキポンプ:水分や電解質・栄養素などを、静脈や皮下などを通して非経口的に投与する際に滴下量や滴下速度を調節する機器)
IBD患者の場合、成分栄養剤を経管的に摂取する際に速度を調節するのに用いられる。TPNの際の点滴を落とす速度を調整するポンプと2種類ある。 [←先頭へ]
| ら |
リポ化ステロイド (リポカステロイド:炎症部位ににターゲットされストロイド作用をする。リウマチ出よく使用される。静脈投与される。副作用が少ないタイプのステロイド剤。)
潰瘍性大腸炎は炎症部位に使用は心配ないが、クローン病の場合炎症部位に瘻孔(ロウコウ)があれば使用すべきでない。 [←先頭へ]
リンデロン座薬 (リンデロンザヤク:ステロイドを若干含んだ座薬。お尻の痛み緩和に効果ある。プロクトセディル軟膏というのもある。)
笑い話ですが、座薬と言われて座って飲んだというおじいさんの話を聞いたことがある。 [←先頭へ]
ルート (ルート:一般的には、輸液等確保のためのライン、手術前の緊急輸血に対応するために太い血管確保のためにルート確保という言葉が使われる。)
チューブとボトルやバッグを繋ぐ管:IVAC 輸液セット、テルフィードENポンプチューブセットなどがある [←先頭へ]
ロペラミド loperamide (ロペラミド :ロペミンという商品が有名。下痢止め。腸管の蠕動運動を止める働きがある。)
下痢止め。腸管の運動を押さえるタイプ。 [←先頭へ]
抗TNFα抗体: cA2 : レミケード ★ クローン病では、炎症に関係あると言われているTNF-αという物質が発生している。クローン病の病状が悪化するにつれTNF-αが多く発生する。このTNF-αを中和するのが抗TNF-α療法である。 [←先頭へ]
瘻孔 fistula ★ 腸管と外部に穴があき道筋をつけて、つながっていること。内瘻(ロウ)と外瘻に分かれる。 [←先頭へ]
炎症性腸疾患の耳袋 画像は(株)メディコンより許諾済み Wordsworth - Version2.2.0 (C)1999-2001 濱地 弘樹(HAMACHI Hiroki)