潰瘍性大腸炎に於ける顆粒球除去療法の実際

GCAP原稿執筆 室町病院 西村先生

クローン病や潰瘍性大腸炎は年々患者数が増えている病気です。最近では免疫抑制剤を含めいろいろな治療方法が確立されてきております。その中でも2000年4月より認可されている血球成分除去療法についてご紹介します。現在この血球成分除去療法には白血球の中の顆粒球と呼ばれる成分のみを除去する顆粒球吸着療法着(GCAP(ジーキャップ))と白血球の中の顆粒球だけでなくリンパ球や顆粒球も除去する白血球除去療法(LCAP(エルキャップ))と呼ばれるものがあります。

タクロリムスの使い方|潰瘍性大腸炎

京都大学消化器内科学 内視鏡部 仲瀬裕志先生

タクロリムス(プログラフ®)は臓器移植の領域で広く使用されてきた免疫抑制剤の1つであり、慢性関節リウマチ、重症筋無力症、ループス腎炎などの自己免疫疾患の治療薬としても使用されています。我が国において2009年7月7日、難治性(ステロイド抵抗性、ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎(中等症~重症に限る)に対するタクロリムス使用が保険適応となりました。経口タクロリムスの潰瘍性大腸炎治療について今回は述べさせていただきます。

免疫抑制剤 タクロリムス承認

プログラフ1mg

免疫抑制剤「プログラフ」(一般名:タクロリムス水和物)開発コードFK506に関し、日本において2008年6月に「難治性(ステロイド抵抗性、ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎(中等症~重症に限る)」の追加適応症について申請し、09年7月7日を承認を取得した。申請してから約1年程度で認可されている。既存承認薬の効能効果追加は、申請から承認までの期間としては、1年はかかるのでしょうね。
尚、カプセルと顆粒の血中濃度は異なる。