クローン病

クローン病てなに?

クローン病は、最初に報告した医師の名前に由来しています。炎症を起こす口から肛門まで消化管で炎症を起こす病気で、特定疾患に指定されている難病の一つです。クローン病を他人に説明する際に困ると言う相談を何度と無く受けます。病気を知らない人は、クローン病と最初に名前を聞いてクローン技術(複製)、クローン羊でドリーで有名な「クローン」を連想されやすいです。英語ではCrohn’s Disease略して(CD)と呼ばれています。
非常に説明の難しい腸の難病ですが、他人に最初に病気のことを手短に説明する場合は「腸に炎症が起きる病気です。」と言えば良いでしょう。もう少し話を聞いてもらえる場合なら「腸管が、炎症を起こし、お腹の調子が悪くなり、下痢したり、発熱したり、貧血気味になったりします。」と説明すれば、何となくどんな病気か理解して貰えるのではないでしょうか?もう少し病状を打ち明けられる相手には、「食事制限が厳しくて食べられないものが結構あります。」と言うことを付け加えれば良いかと思います。クローン病の患者数はで特定疾患受給者証の数で見ると31,652人(2010年度*1)、人口10万人あたり約23.5人のクローン病患者さんがいることになりますが、欧米に比べると9分の1前後です。アメリカには約26万7千人、世界には43万7千人の患者がいると言われております。*2

クローン病患者として知っておく必要のあること

クローン病は、原因不明で、若い年代に多くみられます。消化管のどこでも発症する可能性があり、繊維化(細胞間の組織固くなる状態)や潰瘍をともなう肉芽腫性炎症病変(赤く腫れ物のような出来物が現れ、炎症を起こしている状態)を起こします。症状として、発熱、栄養障害による体重減少、貧血による立ちくらみ、関節炎、紅虹炎(目の病気)、肝障害、下痢、痔瘻(ジロウ)の悪化等が、挙げられます。
クローン病の特徴所見である敷石状潰瘍

クローン病では可能な限り手術を避けます。

主に薬物療法の進歩もあり内科的アプローチで治療に応答しない場合に外科手術適応となります。すでに手術を受けた方がフォローアップのために外科で診察を受けているケースが多いようです。
写真は、クローン病の内視鏡画像で、敷石状の潰瘍生じている様子です。

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