レミケードとはどんな薬ですか?
レミケードは、クローン病の腸管内に炎症の上流で制御しているTNF-αを押さえむため従来の治療法で反応しなかった患者も炎症を抑えるという切れ味の良い薬です。しかしながら薬の作られているメカニズム由来の様々な重大な副作用が存在します。なぜそのような重大な副作用が多いのかを紹介します。
米国セントコア社にて遺伝子組み替えによって作られた抗TNFキメラ型モノクロナール抗体* でヒトおよびマウスから合成されたものです。国内では田辺三菱製薬(株)より発売されております。キメラ型化、あるいは人型化により、抗体自身の免疫源性を低下させ、有害な異物反応や投与した抗体の寿命の短縮など異種動物由来のモノクロナール抗体の臨床応用におけるこれまでの大きな欠点を克服したものです。現在、キャッスルマン病およびリウマチに認可されているアクテムラ(抗IL-6受容体抗体)は完全にヒト型化されているため、レミケードと比較すると有害反応が出にくく安心であるとされております。
現在開発中の抗サイトカイン薬は100%ヒト化されたものが主流になりいわば、レミケードは第一世代の治療薬ですが、日本に於いてはドラッグラグと言われる、海外で認可されても、厚生労働省に認可されるまで時間がかかることに加えて、かつ生物由来製品に関して、企業に対する感染症定期報告等、承認に於けるハードルが高く、導入自体非常に時間がかかります。
そいうった現状も踏まえ現在利用できる効果の高い薬の情報として、今まで治験薬の情報として会員ページの掲載されていた情報を一部見直しながら掲載していくこととします。
* 抗体はある蛋白質(抗原)の一部分を認識して特異的に結合するものですが、普通、血液中には一つの蛋白質に対してそれぞれ違う一部分を認識するいくつもの抗体が雑多に混ざっています。(ポリとは多価を意味します。)モノ(単価)クロナール抗体というのは、人工的にある特定の一部分に結合する一種類の抗体を大量に作り精製したものです。
| 世代 | 商品名 | 一般名 | 製造元 | 販売元 | 適用 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第一世代 | レミケード | インフリキシマブ | セントコア | 田辺三菱製薬(株) | クローン病 : 国内 :2002.4 単回投与認可 2007.11連続投与認可/潰瘍性大腸炎 米国認可 2010.6 国内認可 | TNF-αキメラ抗体 /点滴静注 |
| 第一世代 | - | CDP571 | セルテック社 | - | 中断 | 95%ヒト由来 5%マウス由来 UCBに買収 |
| 第二世代 | ヒューミラ | アダリムマブ | アボットジャパン(株) | アボットジャパン(株) エイザイ(株) | クローン病:2010年10月認可。潰瘍性大腸炎 Ⅱ/Ⅲ相試験 | ヒトTNFα /皮下注射 |
| 第二世代 | シムジア | セルトリズマブ ペゴル | UCB社 | ユーシービージャパン(株) 大塚製薬 | 米国:クローン病認可 2008.4 認可/国内:2009年初申請予定 | PEG化抗TNFα抗体 /皮下注射 |
| 第二世代 | CNTO148(開発名) | ゴリムマブ SIMPONI | メダレックス社→セントコア | ヤンセンファーマ(株)→田辺三菱製薬(株) EU シェリングプラウ | クローン病 :P-Ⅰ(国内)、P-Ⅲ(米・欧) 潰瘍性大腸炎 Ⅱ/Ⅲ相試験 | ヒトTNFα抗体 /皮下注射 |
| 第二世代 | アクテムラ | トシリズマブ | 中外製薬(株) | 同左 | 国内:リウマチ認可2008.4/クローン病: 国内 :第Ⅱ相 | 抗ヒトインターロイキン6レセプターモノクローナル抗体製剤 /点滴静注 |
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