クローン病の内科治療とは?
クローン病は口から肛門まですべての消化管を侵す可能性があり、原因不明の炎症を起こし腸管壁深くまで侵されると言われています。外科治療を行っても高確率で再発、再燃を起こすため、出来る限り、栄養療法や薬物療法による内科的治療が基本となっています。
特に小腸に病変が存在するクローン病では、通常の経口からの栄養摂取では消化吸収障害になります。腸管からのタンパクが漏れだし、タンパク熱量栄養不良を起こすことが多いようです。この病態に対し、栄養療法は、単に栄養状態の改善だけでなく、腸管病変を治癒させることが明らかになってきました。クローン病の治療は、薬物療法より栄養療法が有効と言われています。*1
病状自体は、慢性的に経過し、そして高率に再発します。大部分の症例の場合治療により少なくとも短期間に軽快するため、その病勢は時期により大きく異なり、必ずしも一定の傾向はみられません。また、急性期の治療を中断すれば、再び悪化することが多く、短期の治療が必ずしも長期予後に反映されるとは限らないようです。そのため一生つき合う病気として患者さん自身もこの病気を甘くみては行けないと思います。*1
病気の分類(小腸型、小腸大腸型、大腸型)、病気の程度(緩解期、再発、活動期)などは、レントゲン検査(注腸造影、小腸造影)、および内視鏡検査で診断されます。
*1.青柳邦彦、平川克哉、飯田三雄 他 炎症性腸疾患 長期予後(2) 胃と腸 第32巻第3号 421-430 1997増刊号
クローン病の薬物治療についてはこちらを参照。
クローン病の栄養療法についてはこちらを参照。
クローン病に於ける抗TNF-α療法についてはこちらを参照。
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