*細胞間相互作用を媒介する因子(サイトカイン)を阻害もしくは中和する新しい治療法です。
抗TNFα療法とは
クローン病の腸管内に炎症のサイトカインが多く発生していることが判りその他数々の炎症サイトカイン(IL-1β、IL-6、IL-8、TNF-αの産生の上流で制御しているのがTNF-αであることが判ってきました。TNF-αを押さえ込めば、クローン病の病状が改善するのではないかと考えられています。ILをインターロイキンと呼びます。TNF(Tumor Necrosis Factor)は、腫瘍細胞に対する傷害活性を有する因子であり細胞間相互作用を仲介します。
遺伝子組み替え技術により合成されたのが抗ヒトTNF-αキメラ抗体 と呼ばれています。 具体的にはマウスにヒトTNF-αを投与してマウス抗TNF-αモノクロナール抗体を作成し、免疫抗原を低く押さえ、体内の白血球をはじめ免疫系統に異物と認識されないように作られております。(ヒト75%、マウス25%)商品名はレミケードと呼ばれています。米国セントコア社により開発され日本でも田辺三菱製薬株式会社より輸入販売されています。米国ではFDA(米国食品医薬品局保健サービス局)で1998年に認可されました。
国内は2002年4月に薬価収載され、発売は2002年5月より発売が開始されました。1回単独投与で承認され、市販後調査、連続投与治験を経て、2007年11月13日に維持療法の効能追加を取得した。1回注射した後、血中濃度が高く保たれるため、2週間から最大4ヶ月の効果が持続するようです。患者さんにより効果継続期間の差はあります
クローン病の内科治療も参考にしてください。

