クローン病|栄養療法

大塚製薬は、半消化態経腸栄養剤「ラコール配合経腸用液」「ラコール」も販売している。以下、サイトでは「ラコール配合経腸用液」を「ラコール」と表記します。販売提携 大塚製薬株式会社 株式会社大塚製薬工場、製造販売元 イーエヌ大塚製薬株式会社です。

 医薬品ではなく食品扱いとなり、自己負担(健康保険適応外)なりますが、脂肪を全く含まず、タンパク質が分解されたペプチドタイプの商品「ペプチーノ」が(株)テルモより販売になりました。200Kcal 200ml 販売価格 6,000円 24パック入り

 私自身は、大腸が短いこともあり、エンシュア・リキッドを飲むと下痢をしてしまうので、NGでした。潰瘍性大腸炎の人、あるいは腸管の状態が比較的良好な人、および大腸があまりダメージを受けていない人には問題ないようですが、実際にご自分で試して、下痢が起こるか観察してから本格導入を検討されるようにして下さい。
クローン病の患者さんへの脂肪摂取量は、各施設により栄養指導が異なりますが、1日20~30g以下と言われています。この事実を考えるとエンシュア・リキッドという栄養剤は保険適応といえお勧めできません。

現在、私自身は、夜間に経腸栄養ポンプを使いエレンタールを1,200Kcal、昼間に食事として「ペプチーノ」を1パック、残業時は、ペプチーノを1パック追加という形で仕事を乗り切っております。

 栄養療法は、クローン病において、薬物療法より効果的であるとされていますが栄養療法が受け入れられない患者さんも多く、抗体医薬/サイトカイン療法の選択肢もでてきたので、今後、患者さんの希望により、抗TNF-α併用、栄養療法メイン、栄養療法をせず、抗TNF-α療法など治療の流れは変わってくると思われます。

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