クローン病や潰瘍性大腸炎の食事|比較的安全な食品(2)
| 分類 | 経口移行初期 | 緩解期(病状が安定している時期) | 控えた方がよい食品とその理由・対策 |
|---|---|---|---|
| 肉類 | ・ささみ、鶏皮なし肉:少量 | ・脂肪の少ない部位少量 ・レバー、豚もも/ひれ、 牛もも/ひれ | ・脂肪の多い部位:ロース、バラ、挽肉。 ・脂肪の多い加工品:ロースハム、サラミ、ベーコン、ソーセージ |
| 卵類 | ・鶏卵、鶉(うずら)卵 | ・同左 | - |
| 乳類 | ・スキムミルク、低脂肪牛乳、ヨーグルト、乳酸飲料:乳糖不耐症の人は避ける。 | ・カッテージチーズ、低脂肪チーズ | ・アイスクリーム、生クリーム、牛乳、チーズ:乳脂肪が多い。乳糖不耐症がある場合にはラクターゼ製剤使用も可。 |
| 野菜類 | ・大根、人参、かぶ、皮むき南瓜、野菜ジュース、トマトジュース。 | ・キャベツ、白菜、れん草などの葉先 ・ブロッコリー、カリフラワーなどの花蕾 ・皮むき、うり、茄子、トマト、玉ねぎ | ・食物繊維の多い野菜(人間の消化酵素では分解されない)。ごぼう、はす、筍(タケノコ)、ふき、ぜんまい、セロリ、干瓢(ひょう)、切干大根、たくあん:野菜類の繊維は量自体を減らす、煮て柔らかくする、小さく切る、ジューサー、ミキサーなどで細かくする、裏ごしして除くなどが基本である。 |
| 果実類 | ・りんご、バナナ、桃缶、洋梨缶などペクチンを多く含むもの、刺激の少ない果汁。 | ・同左 | ・苺、キウイ、ブルーベリー、ラズベリー:種が腸に残りやすい。 ・柑橘類:刺激を与える、袋が消化されにくい。 ・柿、日本梨、レーズン、干し柿:消化しにくい。 ・ぶどう、メロン:腸内発酵しやすい。 |
| 海そう・きのこ類 | 使用しない。 | ・わかめ、のりなどのよく煮たものを少量・きのこ類はみじん切りにしてごく少量。 | ・ひじき、昆布、きのこ類一般:粗繊維が多い(人間の消化酵素では分解できない) |
| 嗜好飲料 | ・紅茶少量、麦茶、番茶、ほうじ茶など。 | ・同左 | ・アルコール:腸を刺激するので禁止。 ・緑茶、ココア:蓚(しゅう)酸を多く含んでいる。 ・コーヒー:腸を刺激する。・清涼飲料水:添加物も多く、また糖質の取りすぎになる。 |
| 調味料 | ・醤油 | ・トマトケチャップ、刺激の少ないソース、ノンオイルタイプのドレッシング、マヨネーズ、コンソメ、酢:少量 | ・使いすぎない。 |
| 香辛料 | 避ける。 | ・生姜、ワサビなどを少々。 | ・唐辛子は禁止。 |
出典
大阪IBD医療講演会 日時:2000年4月23日 場所:アピオ大阪301号室
講師:社会保険中央総合病院 管理栄養士 斉藤恵子先生
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