数字|A~Z
- 6-MP
- (6メルカプトプリン:シックスエムピー)代謝拮抗(キッコウ)系免疫抑制剤で、プレドニン無効例およびプレドニンの離脱や減量が困難な場合に使用する。効果が現れるまでに3-4カ月必要とするので副作用に気をつける。副作用として骨髄抑制による感染症をおこしやすくなったり、腎臓障害になりやすい。抵抗力が落ちるので風邪を始めあらゆる菌に対して感染しやすい。★
- ACTH
- (コルチトロンビン)副腎皮質刺激ホルモン、血中濃度は6~8時に最高となり、以後だんだんと減り0時に最低となる。通常、潰瘍性大腸炎の重症患者に使用される。あるいめには、ステロイドの効果の低い時、もしくはステロイド減量時に副腎の機能を活性化させる意味で使用することがある。
- AST(GOT), ALT(GPT)
- (エイエスティ、エイエルティ)アミノ基転移反応を促進する働きをもった酵素の一種。臨床検査で重要視されている。ヒト組織中にはGOTは心筋に最も多く肝臓がそれに次ぎ、GPTは肝臓に多く含まれる。心筋梗塞ではGOTだけが高値を示し、肝疾患ではGOT・GPTともに上昇する。IVHによる高カロリー摂取で脂肪肝になる場合があるため、これらの値を見る。正常値 10-33国際単位4-30国際単位
- CD
- クローン病。原因不明で、主として若い成人にみられ、線維化や潰瘍を伴う肉芽腫性炎症性病変からなり、消化管のどの部位にも起こりうる。臨床像は病変の部位や範囲による。発熱、栄養障害、貧血、関節炎、虹彩炎、肝障害などの全身の合併症が起こりうる。クローン病では長いので文献などではCDと略して呼ばれている。 Crohn's Disease★
- CD4抗体
- (シーディフォー)T細胞の中の免疫応答の活性化するヘルパーT細胞(CD4,CD8)の一部である。モノクロナール抗体によって認識されるリンパ球表面抗原であり、HIVのレセプターでもある。クローン病の粘膜内にCD4陽性細胞が病変形成に重要な役割を果たしている。抗CD4抗体がT細胞機能を制御しクローン病の活動指数を押さえると言われている。
- CDAIスコアー
- (シーディエイアイ) クローン病の活動指数を計る国際的基準。計算方法が難しい上、一週間の患者の病態記録が必要である。 病気の活動状態を計る指標。
- DAIスコア
- Disease Activitiy Index score 排便回数、血便、内視鏡検査による粘膜所見、医師による全般的評価の各項目を0-3の4段階でスコア付けし、合計したスコア(0-12点) で評価する。UC-DAIIスコアとも言われる。
- DNA
- (デオキシリボ核酸)主成分はタンパク質で細胞の核の染色体に存在し遺伝子の本体と考えられている。) 遺伝子情報のこと。何番目の遺伝子欠損があると病態を引き起こすのかであるとか、特定部位が欠損していると炎症性腸疾患と因果関係があるとか。IBDの病態に似た状態にしたマウスなどを用いて薬の感受性や病態解析など基礎解析が行われる。
- DR2
- (ディーアールツー)第6染色体上にHLA遺伝子がある。HLA遺伝子はクラス1-3抗原に分かれるが、その中のクラス2にDR2は存在する。ちなみにTNF-ARUFAは、クラス3にある。TNF-αやDR2はHLA遺伝子中に存在する。極論を言うと遺伝子中の番地と思えば良い。
- HLA
- (エッチエルエー)ヒトの主要組織適合遺伝子複合体の名称で、有名なものに臓器移植の拒絶抗原となる。主にヘルパーT細胞に抗原を示すほか、免疫応答における細胞間相互作用に関与する。 潰瘍性大腸炎では、DR2というHLA遺伝子中の領域に異常が見られる。Human Lymphocyte Anyigenns
- I.V.H.
- (アイブイエイチ) 輸液チューブ(カテーテル)の先端を鎖骨下静脈もしくは内頸静脈(ないけい)より上大静脈に留置し高カロリー輸液を投与する方法。IVH/TPNに使われる栄養剤としては、ピーエヌツイン、ユニカリック、アミノトリパなどの製品がある。栄養剤に微量元素、ビタミン剤などを混合して用いる。Intravenous Hyperalimentation★
- IBD
- (アイビーディ)炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん)。クローン病と潰瘍性大腸炎は症状や合併症が類似しているため、カースナー氏らが炎症性腸疾患:Inflammatory Bowel Disease(IBD)として、一つの疾患グループとしてまとめた。クローン病と潰瘍性大腸炎を併せた呼び名。 ★
- IBS
- (アイビーエス)腸に原因となる異常がなくストレスや神経過敏になると腹痛や下痢、便秘をくり返す病気です。IBDとは本質的に異なる病気で、患者数は非常に多い。Irritable Bowel Syndrome
- IOIBDスコアー
- (アイオーアイビーディスコアー)クローン病の活動指数を計る国内基準。10項目中何個該当するかにより活動期および緩解期を判断する。1.腹痛,2.1日6回以上の下痢、あるいは粘血便、3.肛門部病変,4.瘻孔、5.その他合併症、6.腹部腫瘤、7.体重減少、8.38度以上の発熱、9.腹部圧痛、10.血色素10g/dl以下。)
- Jパウチ
- (ジェイパウチ)UCで行われる手術術式。大腸を全摘出もしくは一つ手前の亜全摘の患者の水分吸収させるために小腸をJ型にし2管を1管に統合し大腸の代わりをさせる。Wパウチという術式もある。
- LCTオイル
- (エルシィーティ)消化吸収酵素を必要としIBD患者には消化しにくいオイル。) Long Chain Triglyceride oil 経腸栄養剤に於ける脂肪の配合割合がMCT:LCT1:1が理想という説がある。
- MCTオイル
- (エムシーティオイル)直接門脈より吸収され消化吸収され消化酵素を必要としない油。マクトンオイルと呼ばれている。Medium Chain Triglyceride oil
- MCV(平均赤血球容積)
- (エムシーブイ) 個々の赤血球の平均容積を絶対値で表したもの。鉄欠乏性貧血では低値をとり、巨赤芽球性貧血では高値を示す。この値の低下は、鉄欠乏性貧血を意味する。IBDの患者では、消化管内への出血による鉄欠乏性貧血が多く見られる。 83-93 flが正常値★
- N-3オイル
- EPAやDHAの魚の油やシソオイルに含まれるα-リノレン酸と呼ばれる油。炎症を押さえる効果やN-6の油による生体に良くない効果を中和すると言われている。炎症性腸疾患には良いとされている油。★
- N-6オイル
- 炎症性腸疾患には悪いとされているオイル。肉類や炒め物に使われているサラダオイルなど多くの油に使用されている。★
- UC
- (ユーシー)潰瘍性大腸炎。主として粘膜と粘膜下層を侵す、大腸の炎症性疾患である。30歳以下の成人に多いが、小児や50歳以上の年齢層にもみられる。原因は不明で、免疫病理学的機序や心理的要因の関与が考えられている。通常、血性下痢と種々の程度の全身症状を示す) 潰瘍性大腸炎を略してUCと呼ばれている。Ulcerative Colitis
- γ-GTP
- (ガンマジーピーティ)ガンマグルタミルタランスペプター:肝臓や胆道疾患により異常値を示す。特に胆汁のうっ滞がある場合やアルコール、薬物に寄る肝臓障害でも異常値を示す。IBDの場合は、薬による肝機能以上が無いかもしくは過去の輸血によりC型肝炎になった方への肝機能が大丈夫か調べる必要がある。男57-190/女44-140 国際単位が正常値
- 止血剤 (慢性時)
- 薬剤として、アドナ、トランサミンという薬剤があるが、急性出血には効果なし。慢性的な出血に対する効果はある。静注と錠剤がありCRPが高く貧血傾向な人は予防的に検討の価値あり高齢者には脳梗塞などの心配もありお奨めできない。
クローン病と潰瘍性大腸炎の用語集
★印は医師.監修済み 一部はdegudegu独自改編
製造・販売中止の製品名は削除。随時充実させていきます。内容の訂正、リクエストがあれば、メールフォームよりお願いします。
タグ: ACTH, IVH, Crohn's Disease, N-6, DAIスコア

