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- カスケード
- 一連の相互作用のこと次から次ぎへ連鎖反応をすること。IBDの病態はアラキドン酸カスケードと言われている。
- カテーテル
- 薬液を注入したり廃液をするために、体内に挿入される管(チューブ)を指す。例えばIVHカテーテルとか尿道カテーテルとか言う。略してカテとも医療現場では言われている。
- キシロカイン
- 局所表面麻酔剤で注射液、ゼリスプレータイプがある。中心静脈挿入の際の麻酔、皮膚切開時の麻酔は注射液タイプ。内視鏡挿入時は喉にスプレータイプ。小腸透視の際に鼻から入れるチューブ等に塗るゼリータイプなど様々な表面麻酔に用いられる。独特の匂いがあるため患者には好まれず、慣れるとゼリーをつけずに入れられるようになる人も多い。
- キレート化
- 溶液中で金属が陽イオン(プラスチャージ)の状態で溶けている場合、マイナスチャージを持った(電子供与性)イオンや分子を加えると、金属イオンの周りに安定な形に結合(配位結合)する。一つの分子が、電子供与基(マイナス)を二つ以上もつ場合、金属に結合して安定化することをキレート化という。キレートとは(金属)錯体と呼ばれ、そもそも陽イオンになりやすい金属イオンの周りをアンモニア分子などの非共有電子対と呼ばれる結合にあづからない電子を持つ分子や原子が金属イオンの空軌道を占拠して配位します。配位子の数は金属イオンの種類によって異なります。
- グルココルチコイド
- 副腎質皮質から分泌されるステロイドホルモンのうち糖代謝に重要な役割を果たすホルモン。タンパク質および脂肪の代謝にも重要。その他、ストレスに対する生体の保護もある。抗炎症、抗アレルギーおよび抗リウマチなどの薬理作用を持つ。IBDの期待される副作用の少ないステロイドで欧米で開発中であるブデソナイドはこのタイプのステロイドである。
- ゲノム解析
- 遺伝子解析。ゲノムとは、細胞、ウイルス(細菌の場合はファージ)が持つ遺伝子郡のことで、それを解析することを言う。2セットの遺伝子郡を持ち2本鎖あるいは1本鎖を持った巨大なDNAないしRNA構造である。ヒトでは、約30億塩基対(推定5-10万遺伝子の数)がある。)最近、炎症性腸疾患に対する遺伝子解析が盛んに海外で研究され欠損遺伝子の報告がされ始めている。
- コンプライアンス
- IBDであるとか治療について論じられる場合は、治療応答性、伸縮性を言う。
- 下行結腸
- (カコウケッチョウ)大腸の後半で下に向かっているところ。
- 乾酪化
- (カンラクカ)チーズ(乾酪)に似た黄白色、乾燥性壊死(エシ)が診られるのでこの名前がある。クローン病の肉芽腫の種類は非乾酪性と言われている。
- 偽ポリポーシス
- (ギポリポーシス)粘膜の過形成、無数のポリープ。潰瘍性大腸炎の特徴的な粘膜像。
- 回盲部
- (カイモウブ)小腸と大腸のつなぎめに回盲弁(バウヒン弁)というのがあり内容物の逆流を防ぐ役目であるが、クローン病では、ここにまず潰瘍を発生することが多く手術でこの弁をとるケースが多い。それにより、小腸内に内容物が滞留する時間が短くなり、消化能力も通常より落ちる。下痢が多くなる。クローン病はこの部分に潰瘍が出来る場合が多く、クローン病のことを回腸末端炎・終末部回腸炎と言うこともあった。
- 回腸
- (カイチョウ)小腸の空腸より肛門側を言う。小腸の約3/5を占める。
- 外瘻
- (ガイロウ)腸管と皮膚がつながること。代表例として痔瘻があげられる。クローン病で最も多い合併症の一つ。★
- 好中球
- (コウチュウキュウ)主に骨髄で作られる白血球で、正常人の場合血中の白血球の中の54-65%を占める。白血球の主要構成物です。
- 姑息的治療
- (コソクテキ)疾患の治癒を目的としたものではなく症状を緩解に持っていくことを主目的とした治療方法。
- 桂枝加芍薬湯
- (ケイシカシャクヤクトウ)腹部膨満感,下痢または便秘,渋り腹など。配合生薬:桂枝(ケイシ)、タイソウ、甘草(カンゾウ)、大黄(ダイオウ)、生姜(ショウキョウ)、芍薬(シャクヤク)。
- 活動期
- (カツドウキ)病気の症状が出ている期間。
- 潰瘍
- (カイヨウ) 粘膜や皮膚がただれを超えて壊死(えし)になった粘膜欠損に至っている状態。
- 狭窄
- (キョウサク) 腸管および管腔(カンクウ)が狭くなった状態。高度狭窄は手術の対象にもなる。高度狭窄に伴いイレウス(腸閉塞)へ移行する。直腸狭窄を除き手術により治療可能となった。 ★
- 狭窄形成術
- (キョウサクケイセイジュツ)腸管および管腔(カンクウ)が狭くなった状態。高度狭窄は手術の対象にもなる。高度狭窄に伴いイレウス(腸閉塞)へ移行する。直腸狭窄を除き手術により治療可能となった。 ★
- 環境ホルモン
- 内分泌撹乱物質とも言う。生体内に取り込まれると、ホルモンと似た作用をする危険な物質で主にプラスチックの原料のビスフェノールA,塩化ビニールの原料フタル酸エステル類などが原因とされている。精子の減少が確認されている。身近かな物質から取り込まれることが非常に重要な問題である。最近でも給食の容器から検出されたとTV報道されている。
- 空腸
- (クウチョウ)十二指腸に続く小腸の部分で回腸に移行するまでの部分。
- 経腸栄養法
- (ケイチョウエイヨウホウ)口からあるいはチューブを使って栄養剤を使用し、消化管を使って栄養を摂取する方法。消化管を使わない静脈栄養の対義語。流動食をチューブで投与すれば経腸栄養に含まれるが、IBD領域では消化(または半消化)され、腸の負担無く栄養を吸収出来る栄養剤を使い、腸管を安静に保ちながら栄養摂取する療法を経腸栄養法と呼ぶ。成分栄養剤(消化に負担のかからない栄養剤:エレンタール)が用いられる。腸管の安静がはかれる。EN: enteral nutrition ★
- 結腸
- (ケッチョウ)大腸の中で盲腸と直腸を除いた部分。
- 緩解期
- (カンカイキ)病気が治ることではなく、症状がおさまっている期間。完治しない難病では、症状が治まっている時期がどれだけ長く維持出来るかを重用視する。
- 膠質反応
- (コウシツハンノウ) (ZTT) 4~12 従来は肝機能検査として用いれてきた。血清タンパク中のアルブミン(膠質安定)と免疫グロブリン(IgG)(膠質不安定性)の量的変化などに関係する。膠質とはコロイドのことであり大きさがおよそ5μg-0.1μgの粒子が分散した状態をいう。炎症性疾患の判断項目。
- 葛根湯
- (カッコントウ)葛根湯に含まれる生姜、大棗(タイソウ)などには胃腸機能の改善作用がある。比較的体力のある人で、自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こりなどに使われる風邪薬。若者向きのIBD患者の風邪薬でこの薬が合わない方は上記薬をお奨めする。いずれも初期に飲まないと効果はない。配合生薬:葛根(カッコン)、麻黄(マオウ)、タイソウ、桂皮、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)。
- 葛根黄連黄岑湯
- (カッコンオウレンオウゴントウ)潰瘍性大腸炎に効果あったという報告あり。配合生薬は,葛根、黄連、黄ごん、甘草(カンゾウ)。
- 虹彩炎
- (コウサイエン)反射的に瞳孔の大きさを変えて光の入る量を調節する虹彩および毛様体(モウヨウタイ)、ぶどう膜の一部の炎症。
クローン病の合併症の1つで目の病気
- 血小板
- (ケッショウバン)血液有形成分の一つ。骨髄巨核球から産生され、大きさは直径2-4μmである。血液凝固に関与し、特に第3因子は血漿因子とともに血液トロンボプラスチンの形成に重要な因子である。★傷が出来ると、それを塞ぐために血小板が増えるのと同様、炎症が悪化しても血小板が増えるので、これも炎症を見る指標の一つになる。
- 血沈 (赤沈)
- (ケツチン)アルブミン:抗凝固剤を加えた血液を赤沈を専用の細長いディスポーザブルの管に入れ垂直に立て赤血球の沈む速度を計る検査。炎症値を計る検査。★1時間値10mm以下(男性)、20mm以下(女性)lが正常値。
- 顆粒球
- (カリュウキュウ)細胞中に顆粒(つぶ)を多く含む白血球の総称で好中球を多く含む。
- 顆粒球吸着療法
- (かりゅうきゅうきゅうちゃくりょうほう)血液を体外に取り出し、炎症に関与している顆粒球を選択的に除去する医療機器(顆粒球吸着器:カラム)で濾過し、血液を体内に戻す治療法です。ステロイド離脱例に用いられる治療法です。GCAP療法とも呼ばれます。
- 香蘇散
- (コウソサン)比較的体力の低下した人が、不安、不眠、頭痛、抑鬱気分などの精神神経症状、食欲不振などの胃腸症状を伴う場合に多く用いられる初期の風邪薬。胃腸虚弱で神経質の人の風邪の初期、配合生薬:香附子、蘇葉、陳皮、甘草、生姜。
- 骨粗鬆症
- (コツソショウショウ)骨密度が低下した状態をいう。骨はたえず吸収、形成されているもので、吸収率と形成率に差が出たときに骨粗鬆症になる。治療としてカルシウム剤投与、活性ビタミンD投与、カルシウム剤筋注などがある。
ステロイドの副作用として骨をもろくするというのがあり、なおかつ炎症性腸疾患の患者にはカルシウムの吸収阻害があり気を付けるべきである。
クローン病と潰瘍性大腸炎の用語集
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