EBMと診療ガイドラインの解釈
EBM(Evidence Based Medicine)について今回、京都に於いて開催されたMindsセミナーを受講するまで間違って覚えていました。演者は京都大学医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授。
中山先生の、「臨床家の感や経験ではなくエビデンスを重視して行う医療」と日本に於いてEBMの解釈が間違って伝わっていると指摘があった。 インターネットによる安易な情報入手の弊害でもあるのかもしれない。私自身大いに反省させられました。すごくわかりやすい解説であり、誤って情報を流布しないよう転載部分が多くなりますが、自分なりにPubmed等で調査してみました。
EBMはGordon Guyattにより問診,鑑別診断(検査),治療,経過観察から、今後のありかたとして定量的なデータに基づいた検査・診断を重視する考えを1991年に提唱された。
David L. Sacketらにより1996年に下記の様に確立した。
- 個々の臨床専門知識・技術
- 系統的研究で外部から得られる入手可能な最良で最新の科学的根拠
- 患者の価値観
- 根拠に基づく診療ガイドライン
- 最良の臨床的根拠としての期待
臨床家の感や経験はダメとは言っていなくEBMの解釈が間違っているということである。今まで仕事上、疑問を思っていたことが、謎が解けた気がする。
診療ガイドラインとは
- 特定の臨床状況において、適切な判断を行うため、臨床家と患者を支援する目的で系統的に作成された書である。
臨床家(医師に限らずチーム医療)と患者、家族、介護者を含む意味があるそうだ。 US Institute of Medicineの定義(1990)
診療ガイドラインの拘束力
- 規制(regulations) → 一番拘束力が強い
- 指令(directive)
- 勧告・推奨(recommendation)
- 指針(guideline)北米では勧告・推奨は同等。 → 一番拘束力が弱い
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