新型インフルのワクチン

新型インフルエンザは、我々が免疫を持っていないことが、通常のインフルエンザと異なるところ。ワクチンとは、人間の本来持っている免疫の中で獲得免疫と呼ばれる機能を利用したウイルスに対する生体防御機能をもって、ウイルスに備えるものだ。一度、これはウイルスという情報を覚え、戦い方を覚える、戦ったことの無い敵が新型ということになる。新型インフルのワクチンは、かかってしまった時に、重症化をおこしにくくする目的であり、ワクチンを打ったから、新型インフルエンザにかからないというのは誤解である。

免疫については、非常に奥が深く、医師でも苦手な人は得意とは決して言わない。言うと墓穴を掘るからだと思う。免疫の流れも、自然免疫の考え方も常識が変わっている、前提が変わるというのだから、奥が深すぎる。免疫の大家の岸本忠三先生の新・現代免疫物語 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異では、わかりやすく一般向けに解説が行われている。リウマチ治療の抗TNF-arufa 療法、IL-6の関わりから、インフルエンザについて解説されている。インフルエンザについては、パンデミック・フルー 新型インフルエンザ Xデー ハンドブック 岡田 晴恵 (著)がわかりやすい。

本題から偉く横道にそれたが、新型インフルエンザワクチンは、現在、第一優先の医療関係者が対象になっているが、100万人分の供給量だが、事務職員も投与を希望しており、230万人ほど希望者がいると言われている。第二弾の妊婦、基礎疾患を有する患者の投与は11月上旬から始まるとされているが、ちゃんと患者にまわってくるのだろうか?炎症性腸疾患の患者というだけでは、優先枠には入っていない。クローン病、潰瘍性大腸炎の患者で、免疫抑制を伴う治療を行っている患者が対象として学会から要望されている。

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