身体障害者手帳

身体障害者手帳とは身体障害者が健常者と同等の生活を送るために最低限必要な援助を受けるための、いわば証明書になり、各種サービスを受ける際に提示が必要なため携行した方が良い。等級の数字が小さいほど重度である。身体障害者手帳を取ると様々なサービスがある。デメリットは、提示する際に、障害者であるということを自覚する、周りが気づくことがあげられるが、長い目で見れば、隠しても仕方ないことなので、是非取得すべきである。長期スパンで考えると塵も積もれば大きな経済的メリットがある。

障害の種類は、クローン病の場合に該当する可能性があるのは内部障害である「ぼうこう又は直腸機能障害」、「小腸機能障害」である。ぼうこうまたは直腸機能障害は、人工肛門、人工膀胱という所謂「ストーマ」をつけた場合。但し、潰瘍性大腸炎で一時的にストーマになる場合は、該当しません。

小腸機能障害は、栄養を高カロリー輸液、経腸栄養などで必要カロリーの大半をとるケースが、該当します。いずれも、単独の認定では4級が多い。二つの障害が認定されると3級となる。小腸機能障害、直腸機能障害の組み合わせ、人工肛門、人工膀胱の二つの障害の組み合わせでも併合認定ということで3級になる。3級以下は、中度・軽度(一般障害者)に区別される。ただし障害の程度により、下記の認定順がある。

ぼうこう又は
直腸機能障害
1級 ぼうこう又は直腸の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの  
2級 なし
3級 ぼうこう又は直腸の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの
4級 ぼうこう又は直腸の機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの
小腸機能障害 1級 小腸の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの 栄養所要量の60%以上を常時TPNで補う。残存小腸が75㎝未満(小児では30㎝未満)。永続的に小腸機能の大部分を喪失。
2級 なし  
3級 小腸の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの 栄養所要量の30%以上を常時TPNで補う。残存小腸が75~150㎝(小児では30~75㎝)。
永続的に小腸機能の一部を喪失。
4級 小腸の機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの 随時、TPN、または経腸栄養法が必要。
永続的に小腸機能の著しい低下

(財)日本障害者リハビリテーション協会発行 「ノーマライゼーション 障害者の福祉」1995年12月号(第15巻 通巻173号) 70-74 倉本秋、大原毅

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