未承認薬の情報入手方法|ピットフォールなど

日本に於ける医療情報は、欧米に比べなかなか得にくいのは患者にとって常識となっている。欧米との情報格差があまりにもあるのは何故だろうか?
理由を明示するとともに、それでも、いくらでも情報を入手出来る方法があるので紹介する。

日本に於いては薬事法の精神にのっとり、製薬企業に於いては、関連法規および適正広告基準、プロモーションコードなどにより、商品の宣伝、治験薬/機器の広告は禁じられている。昨今、病院も赤字経営が続出ということで生き残りをかけ、患者さんを如何に集めるか重要になってきており、当院では「XXXな治療法を実施しています。」という紹介ページなどが多くなってきている。しかしながら病院も、「医療法」に於いて広告が制限されている。

最近医療法の広告基準(広告しても良い項目)が緩和されたが、やはり企業が制限されているのと同様に、商品の宣伝、治験薬/機器の宣伝は禁じられている。
広告とは、簡単に述べると、その記述を見た読者が、良いかもしれないと思わせ誘導すること全般をさして広告と定義されている。本来、一番情報を持つところに対して制限があるということが、欧米との差である。

上記の状況から、皆さんは、未承認薬の情報源として、患者団体、患者、学会、医療情報系のニュースサイトを中心に情報を入手されているのでは無いだろうか?
厚生労働省が情報提供として支援する難病治療センター、Mindsなどは、承認薬をベースに於いた治療法の情報提供サイトである。

情報リソースとして、患者団体、患者個人サイトは、玉石混合というか、いつ時点の情報、入手経路、噂なのか、誤解なく正しく伝えているのか、Webサイトの読者の選別眼が必要である。

最近当サイトでも気がついたのですが、

  1. ある企業のプレスリリースに誤訳があった。
  2. あるIR情報では古い情報を入手をもとに競合比較しているので間違って伝えられているというのがあった。

誤訳の問題は、サイトの運営自体外注が当たり前、翻訳も外注が当たり前なので、当然起こりうる。IRに関しては、資料を作成する経営企画等の部署、役員クラスの経営陣は、1回100枚以上の中の1スライドの微妙な間違い、まずは気がつかないだろう。ある時点では、確かに正解であるが、発表する時点に於いては間違いであるというだけである。細かい話は興味が無いからである。役員から、急にあなたの部門のXX製品に1枚で、誰が見ても判るように、スライドを今日中にくれと無茶振りが部長クラスにおりてくるんでしょう。よくある話です。

複数の情報をつきあわせると、どっちが正しいのかと迷うことがある。その裏取りの為に、膨大な時間を費やし、どっちが正しいのか?と無駄な時間をついやしてしまった。そうなると患者サイトから伝播される間違った情報も広がる訳です。デリケートな問題、微妙なニュアンスもあり難しい問題ですね。当方も専門家では無いし、専門家の間違った発言も、いやと言うほど、知っている。医学の常識は、治療法の進歩の基に変革するものですから。

© 2009 – 2015, degudegu. All rights reserved.

ページ:

1

2

関連記事

ピックアップ記事

  1. ヒュミラの改良版がようやく使えるようになりました。薬液量が半分になり、添加物に注射時の痛みの原因物質…
  2. ゼリア新薬工業株式会社は、2016 年 11 月 29 日にクローン病治療剤「ゼンタコート®カプセル…
ページ上部へ戻る