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2008年 9月 27日 土曜日

ストーマ(人工肛門)

我々の病気の中で特に理解をされにくい障害として「ストーマ」というのがあります。人工肛門と言う名前なら聞いたことがあるのでは無いでしょうか?ストーマとは穴のことを言います。我々の病気は、大腸や小腸が、炎症・潰瘍がひどく出血が止まらない場合や、腸管が細くなったり通過障害を起こすなど様々な理由で手術により腸管を取り除く場合があります。患者さんが、必ずしもストーマが必要というわけではありません。重症で様々な内科的治療に反応しない方や、複数回の手術をしても病状をコントロール出来ない方、上述の潰瘍性大腸炎の根治術を受ける方が一時的に、腸管を安定させる目的でストーマ造設術を行います。手術により、一時的、場合により永久に、肛門からの排便は出来なくなります。(多くの場合は一時的なストーマ造設になります。)便を排出するために、お腹に穴をあけ直接、腸管を出す人工肛門(ストーマ)造設術と言います。便はパウチと呼ばれる袋に溜めます。

正常な大腸

正常な大腸

colostoma ストーマ(人工肛門)

S状結腸に繋いだストーマ

小腸と繋いだストーマ

小腸と繋いだストーマ


 大腸を残した手術の場合は、比較的、食事をしてからパウチに溜まるまで時間があるので、排便回数は比較的コントロールしやすいようです。小腸にストーマをおいた場合は、ほとんど便が固まらないため、水分が多く、トイレに行く間隔が短くなります。また食事を食べても、すぐパウチに出てしまいます。飲み会に行って食事を食べると2~3回はトイレに行かざるを得ません。「あいつトイレにしょっちゅう行くよな。」というのにはこういう原因である場合もあるのです。例え食事を取っていなくても人間は大量の消化液を生成しております。その消化液で水分がどんどんパウチに流出します。なかなか病気を知らない人には、理解出来ないので、わざわざ必要に迫られない限り、自分の病気のことを細かく伝えません。

 このストーマで、本当に困るのは、まれではありますが、パウチに貼り付ける台座の部分から、漏れるという予想外のトラブルがあります。体調の変化などによる、消化液等の分泌による水分量増加、発熱などによる剥がれやすくなる要因は、本人ではコントロールが出来ません。また、夏場は、水分流出量が、健康な人の何倍も多く、水分補給が重要になります。もし、水分補給が出来ない状態で缶詰にされると脱水症状になります。特に小腸と繋いだストーマの場合は、季節に関係なく水分流出量が多いので水分補給をして脱水を起こさないことが重要になります。小腸型のストーマ患者さんは、水分摂取を心がけていても脱水状態になりやすいです。電解質のバランスが崩れ、点滴を受けられる方が多いです。我慢せずに、主治医に相談し、血液検査で電解質のバランスを調べて頂き、点滴すれば楽に過ごせます。

タグ: フランジ, 手術, ストーマ, 未分類, パウチ

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