ストーマ(人工肛門)

 大腸を残した手術の場合は、比較的、食事をしてからパウチに溜まるまで時間があるので、排便回数は比較的コントロールしやすいようです。小腸にストーマをおいた場合は、ほとんど便が固まらないため、水分が多く、トイレに行く間隔が短くなります。また食事を食べても、すぐパウチに出てしまいます。飲み会に行って食事を食べると2~3回はトイレに行かざるを得ません。「あいつトイレにしょっちゅう行くよな。」というのにはこういう原因である場合もあるのです。例え食事を取っていなくても人間は大量の消化液を生成しております。その消化液で水分がどんどんパウチに流出します。なかなか病気を知らない人には、理解出来ないので、わざわざ必要に迫られない限り、自分の病気のことを細かく伝えません。

 このストーマで、本当に困るのは、まれではありますが、パウチに貼り付ける台座の部分から、漏れるという予想外のトラブルがあります。体調の変化などによる、消化液等の分泌による水分量増加、発熱などによる剥がれやすくなる要因は、本人ではコントロールが出来ません。また、夏場は、水分流出量が、健康な人の何倍も多く、水分補給が重要になります。もし、水分補給が出来ない状態で缶詰にされると脱水症状になります。特に小腸と繋いだストーマの場合は、季節に関係なく水分流出量が多いので水分補給をして脱水を起こさないことが重要になります。小腸型のストーマ患者さんは、水分摂取を心がけていても脱水状態になりやすいです。電解質のバランスが崩れ、点滴を受けられる方が多いです。我慢せずに、主治医に相談し、血液検査で電解質のバランスを調べて頂き、点滴すれば楽に過ごせます。

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