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「耳袋研究所」
ピックアップ
ブデソナイド進行中                     2003-03-15
ブデソナイドという副作用は少なく、治療効果が非常に高いステロイドが、欧米では認可されており、2001年にアストラゼネカ社よりクローン病の適応としてアメリカで認可されております。この薬は、以前より、アトピー性皮膚炎の軟膏、喘息の吸入薬として、日本でも認可されていました。カプセ錠のブデソナイド: 「Entocort EC」(商品名)は、「耳袋 裏レポート団」、Aさんによると、2000年調査時には当分、A社での導入予定のリストにすらあがっていない、Bさんによると、日本で全く扱う気が無いという情報を得ていた。Aさん、Bさんは業界の人間である。折しも私が、仕事の激化により体調を崩し、入院しか選択枝が無く、レミケードをもってしても効果無く、最後の希望を託し、相互リンク先であるアイアールエックス・メディシンより個人輸入することを決断しました。
勿論、副作用は少ないとはいえ、じゃあいったい何錠まで飲めば良いのか?
併用してはいけない薬は何であるのか?離脱のタイミングは?副作用は?様々な疑問を明確にする必要があった。それら情報は、耳袋の会員ページに掲載しております。

ちなみに、更なる裏情報を、「裏情報レポート団」 C医師によると、治験が始まっているそうです。今までやらないと言って、現在の研究班 班長のH教授の激怒を買ったA社が方針転換したのは、「イレッサ」への社会的罪滅ぼしと、まことしやかに囁かれている。
ブデソナイド Entocort EC 患者向け情報 翻訳
掲示板、メールでの問い合わせには、お受けできないことご了承願います。これら、国内で認可されていない治療は、あくまで自己責任での行為です。
ご自身で判断すべき問題であり、質問をお受けする以前に、会員ページにもっと詳細な情報を提供しています。

患者情報の中に併用してはいけないものとして、グレープフルーツと薬としては、ケトコナゾールという薬が出てきます。ケトコナゾールて何でしょうか?

ケトコナゾールクリーム
真菌を殺菌する薬です。白癬(水虫・たむし・いんきんなど)や、カンジダ症など真菌が原因の皮膚病に用います。そのほか、脂漏性皮膚炎を治療するのに使われています。
しかし海外では犬での治療ではありますが重症のIBDに使用される免疫抑制剤と組み合わせた興味深い報告はあるようです。今後IBD にもスタディの検討をお願いしたいと思います。
日本では、皮膚科のクリームのみですが、海外では飲み薬もあるそうです。
CLINICAL USE OF CYCLOSPORIN A AND KETACONAZOLE IN THE TREATMENT OF PERIANAL FISTULA
肛門周囲瘻の治療として、サイクロスポリンとケトコナゾールの使用

T. O'Neill et al; WSAVA 2001 →Pubmedでは、収載されていません。
この研究は、肛門周囲瘻の治療に対する経口サイクロスポリンとケトコナゾールの組み合わせにおける安全性、有効性、経済効果を評価するために行いました。
予見的臨床研究
肛門周囲瘻の犬19 頭の治療に、ケトコナゾール(5.3-8.9mg/kg 、1 日2 回投与)とサイクロスポリン(2mg/kg, 1mg/kg, 0.75mg/kg or 0.5mg/kg 、1 日2 回投与)の組み合わせで治療しました。病変の改善や副作用を毎週判定しました。サイクロスポリンの血清槽濃度を毎週測定し、通常の血液生化学検査を
隔週で行いました。サイクロスポリンの標的範囲は400−600ng/ml でした。
全頭3−10 週間以内に病変が改善しました。嘔吐、嗜眠、脱毛が観察されましたが、重度のものはありませんでした。サイクロスポリンの目標範囲に全頭到達しましたが、2 頭は7 日目でした。サイクロスポリンの漸減でさえ、2mg と1mg 群は高値を示し、0.5mg と0.75mg も目標範囲に達し、または超過しま
した。19 頭中9 頭(36.8%)は再発し、そのうち3頭は複数の肛門周囲瘻を再発しました。全ての再発は、再度治療に反応しました。サイクロスポリン(5mg/kg 、1 日2 回投与)単独と比較して1日のコストは80%まで削減でき、治療期間も短縮しました。
肛門周囲瘻の治療でケトコナゾール(7.5mg/kg、1 日2 回投与)とサイクロスポリン(0.5-7.5mg/kg、1 日2 回投与)の使用は安全で、効果的で、経済的です。
Cyclosporine and ketoconazole for the treatment of perianal fistulas in dogs.
犬の肛門周囲瘻に対するサイクロスポリンとケトコナゾールによる治療
J Am Vet Med Assoc. 2002 Apr 1;220(7):1009-16.
l Alison J. Patricelli, DVM; Robert J. Hardie, DVM, DACVS; et al.
Department of Surgical Sciences, School of Veterinary Medicine, University of Wisconsin-Madison

目的:犬の肛門周囲瘻に対する治療としてサイクロスポリンとケトコナゾールを使用したときの効果と費用の評価
構成:臨床試験
動物:肛門周囲瘻の犬12頭
方法:サイクロスポリンとケトコナゾールを経口投与しました。研究の終わりは、臨床症状の回復、緩解と疾患の再発でした。副作用と薬剤のコストも報告しました。ヒトと犬で、過去に報告されたサイクロスポリン単独治療の結果と比較しました。
結果:全ての犬の臨床症状は改善しました。8 頭は緩解しましたが、そのうち5 頭は再発しました。治療の副作用は最小またはよく許容しました。治療のコストは、伝統的な外科手術と同じようなもので、サイクロスポリン治療単独以下でした。
結論と臨床関連:犬の肛門周囲瘻でサイクロスポリンとケトコナゾールの治療は効果的で、費用の面でも同等です。
上の枠内の翻訳は、 週刊V-magazine Dr.Sato様より引用の許可を頂きました。有り難うございました。

他にも検索するとケトコナゾールとサイクロスポリンとの併用した犬の瘻孔の文献がありました。
Cyclosporin and ketoconazole interaction for treatment of perianal fistulas in the dog.
Mouatt JG. Veterinary Teaching Hospital, University of Queensland, St Lucia.

PEG(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy) 経皮内視鏡的胃瘻(イロウ)造設術て何?   2001/3/09記
まず胃瘻とは、胃に穴を開けてそこから栄養剤を摂るルートを作成することで、昔は外科手術を行って大がかりにやっておりました。ところが内視鏡を用いてちょんちょんと出来るようになり、非常に短時間(5-10分程度)にこの栄養ルートを作成出来るようになりました。この内視鏡から作成するのが経皮内視鏡的胃瘻造設術というもので、英語の略称でPEG(ペグ)と呼ばれています。1980年Dr. Ponsky らにより報告され、国内では1987年くらいより症例数がポツポツ報告されています。1996年より日本消化器内視鏡学会雑誌等によりガイドラインが発表され適応と禁忌やインフォームドコンセントなどが明確にされました。
イメージがわかないでしょうから私の書いた下手な絵をつけておきます。
PEG1 PEG2 GTUBE
PEG4 BOTTUN

図5は体表に出ないボタンタイプの胃ろう。図6は、交換が簡単なバルーンタイプの胃ろうチューブ図1-4は造設の簡単な手技図でこの場合まだ体表からカテーテルは出ています。

PEG造設当初は体表からカテーテルが出ていますが、在宅に移行するのに適したボタン型のタイプに変更すると、外出時は栄養ラインを外し、キャップを閉めれば、じゃまにもなりませんし、目立ちません。またボタンタイプは本体に逆流防止便が付いているので、投与した栄養剤や胃液などは漏れませんし、そのまま入浴も可能ですし、水泳さえ可能です。

 ただ良いことずくめではありません。特にクローン病に関しては、本来瘻孔を作りやすい病気ですので、人工的にわざわざ瘻孔を作ることを考えねばなりません。具体的にな問題点として、栄養剤が瘻孔から漏れた場合に、PEGカテーテルのサイズアップを行うなどして対処しますが、どんどんサイズアップをせねばならない危険性もあります。また、クローン病自体傷が治りにくい特徴がありますから瘻孔部の潰瘍などのスキントラブルも心配です。そういった問題もありますので、PEGは主流ではありません。しかし経鼻チューブ挿入法がどうしても出来ない患者さんで、栄養剤に頼らざるを得ない人には新たな選択肢になります。クローン病におけるPEG施行例としては、東京慈恵医科大 内視鏡部、鈴木先生※9例の長期経過のペーパーがあります。
鈴木裕 他 成人Crohn病患者へのPEGを用いた在宅経腸栄養療法 消化器内視鏡 193-198 Vol.13 No.2 2001

 当サイトの相互リンク先の「Nurse Project2001」のtaro2さんのところに素晴らしいページが開設されていますので、そちらをご覧になって下さい。PEGのページはここから飛べます。圧倒すべき情報量がありますぞ。他にも消化器内科の検査のことやクローン病、潰瘍性大腸炎の退院時パンフ、エレンタールのおいしい飲み方なんかもあります。
 
 PEGに関する医師向け情報は現在たくさんありますが、看護婦向け、患者さん説明用に関して公にされた情報が少なく、何か良いものは出来ないかとtaro2さんに相談し、資料を送付させて頂きました。非常に良い資料が出来たなあと思います。(^_^)vhttp://www.os.rim.or.jp/~mia/index.shtml


潰瘍性大腸炎と虫垂切除術        01/2/12記
 以前より、虫垂(盲腸)を切除した人はUCの症状が軽いということが、国内外で指摘されていました。またマウスを使った動物実験で、生まれてから虫垂を切除すると腸炎になりにくいといったことが確認されました。これらの事実により、虫垂を切除することでUCの症状が抑えられるのではないかと推測され、UCの症状抑制を目的とした虫垂切除術が2000年秋に京大の倫理委員会で承認されました。
 ただし、注意点があります。効果が確実ではない点と完治するわけではない点です。UCを発症した人で虫垂炎も同時にあって、治療のために虫垂を取ってみるとなぜかUCの症状が軽くなったという経験則に基づいているのです。虫垂というのは動物で発達しているもう一つの腸のようなもので、人間では退化して数センチになっていて、動物のようにはほとんど機能していないと考えられています。だから虫垂炎というとすぐちょんぎっちゃたりするわけですが、ここには免疫系の組織が発達していると言われています。UCは何らかの免疫的な異常で生じている可能性が高いと言われており、虫垂を切除すると症状が軽くなるというのはそれを裏付ける理由の一つになるかもしれません。
 病気には段階があって、何らかの異常が生じて発症するステップとそこから進展していくステップとに分けることができます。虫垂は後者の進展していくステップに関係していると考えられているので、症状を軽くする可能性はあっても、完治させることはあまり期待できません。
 通常、虫垂炎というと重症だったり緊急以外は、内服薬で散らすことが多くなっています。薬で治るものを不確定なUC治療の目的で切除することはできないので、いくつかの制約の元に倫理委員会で承認されました。

1. 発症してから日の浅い若者、2.UCの病変が直腸に限定されていて、虫垂にも炎症のある人、3.本人の承諾があること

オペといっても昔のように開腹手術とかではなく、腹腔(フククウ)鏡下内視鏡下手術(何個所かに小さな穴を開けて、そこからカメラや長いハサミなどを挿入して行なう)で行うので、傷痕も目立ちませんし退院も早いです。1週間くらいで退院できます。ただし、大腸に激しい炎症があり癒着が予想される場合は開腹手術になりますし、もちろん虫垂だけを切除するのではなく、通常の潰瘍性大腸炎の手術と同じく大腸をほぼ摘出する手術となります。この原稿は相互リンク先である「腸炎を考える」のpainterさんから頂きました。painterさんはUCで現在医学生です。自分のこととしてIBDに取り組む医師が増えれば非常に我々患者としても頼もしい存在です。

虫垂切除に関して二転三転しているので、あくまで本当に虫垂切除で効果があるのか確証を得ていないため、インフオームドコンセント(説明と同意)をして患者さんが納得して検証するものであり、一般の病院で行っていないので、あくまで情報の一つであることをご理解下さい。

ヨーネ病とクローン病の関係    00/10/8記
クローン病は人間の病気であり、病原性は ヨーネ病 と類似している。医学界は、人間のクローン病と牛のヨーネ病の間に関係があるかもしれないという懸念を表明している。現在までのところ決定的な研究証拠はなく、依然として論議中である。
論議の主なポイントは、次のとおりである。

数名の研究者らは、M. paratuberculosis の IS900 DNA エレメント検査で、クローン病患者群の陽性率のほうが、非クローン病患者の陽性率と比べて高かったと報告している。しかしながら、他方では、両群間で全く差が認められないとする報告もある。
ある研究者らは、クローン病患者群は M. paratuberculosis RNA検査で高い陽性率を示し、この菌の増殖が示唆されるが、非クローン病患者は M. paratuberculosis RNAは全く認められなかったと報告している。クローン病患者のサンプルから M. paratuberculosis が培養できたとする研究者らがいるが、できなかったとする者もいる。ヤギに接種したところ、この細菌は数頭にヨーネ病様の疾病を引き起こした。

さらに、ある子供に M. paratuberculosis のDNA および RNA エレメントが検出されたが、この子供は、後にクローン病を発症した。これは、クローン病発病前に、人でこの細菌が検出された最初の報告例である。数名の患者は、抗生物質療法の後、4年間緩解を維持している。典型的な症状緩解は2年である。この療法で完治できるならば、患者によってはクローン病の症状に細菌が部分的に関与してるとみることができよう。
今までのところ、 ヨーネ病罹患牛とクローン病患者との直接的な接触に対する関連性について疫学的な研究は報告されていない。しかし、ある研究者は、北米におけるクローン病患者と乳牛頭数分布との間に地理的相関性があると指摘している。乳の消費とクローン病の間のあらゆる関連性を調査した研究はなされていない。
FDA は、殺菌データの調査に基づいて、通常の高温、短時間処理(high-temperature, short-time pasteurization: HTST)により、市販の生乳製品の危険性は排除できると表明している。にもかかわらず、専門家および地方自治体のなかには、 M. paratuberculosis 生残について HTST 殺菌の有効性に疑念をいだき、乳製品に対する安全対策の強化を要求しているところもある。現在の事実に基づいて結論をみちびくことは、難しい。私は、クローン病とヨーネ病 の間には、部分的に不完全ながら関連性があるだろうことは認めなければならないと思う。今後の研究が待たれるところである。                                                                                  News Letter from Dr. Whitmore, 2000年5月号 No.2

( 以上の ヨーネ病に関する記事の一部は、 AABP Food Safety Committee が発表し、National Johne's Working Group により認められ水谷尚氏のHPに掲載され、出口が掲載許可を頂いた。 )

Welcome to Hisashi's Homepage  
LAVA-net 産業動物獣医療に携わる人のための情報ページ

ヨーネ病て知ってますか? →TO:臨床医の皆様 
ーネ病の感染原因 News Letter from Dr. Whitmore, 2000年5月号 No.1
乳牛のヨーネ病 News Letter from Dr. Whitmore, 2000年4月号 No.1
ヨーネ病、米国で相変わらずホットな話題 News Letter from Dr. Whitmore,1999年5月 No.1

デグデグの考察・提唱
 食の欧米化に欧米化に伴い増えた我々の病気であるが、もちろん診断法の発達、医師側での診断マニュアルの整備も一因にあげられるが、乳製品の増加という観点からも考察すべきで、ただ我々一部の人間に発祥したと言うことから、通常健康人と比べどういった素地があるのか、遺伝子解析も重要だと思いますが、別の観点から考えて欲しいことがある。

 ヨーネ病などに関連するM. paratuberculosisがクローン病患者から検出されるか、という検討ではなく、病態の引き金になるのか?
世界的に見て多くの患者数がいることからして極めて確率の低い現象を想定するのではなく
例えば、風邪を引きました。熱が出たので解熱剤・鎮痛剤を使いました。(あるいは、解熱剤と総合感冒薬の両方とも飲んでしまいました。)そして栄養もつけないといけないと思った親は牛乳を飲ませました。もしくは牛乳を飲ます習慣が近年日本になかった西洋文化の隠れた象徴でもあります。ところが、乳糖不耐症の子もいるし、親はそんなことは判りません。解熱剤で腸管細菌叢が崩れ、体に合わない牛乳を飲まされるは、おまけに細菌はいるは、その細菌が結構やっかいなもので免疫系のレセプターに結合し機能を狂わすとしたらどうでしょう。近年までヘリコバクターピロリの存在が確認出来なかったのは医師の皆様も周知の事実であると思います。ヘリコバクターピロリがクローン病には関係ないと思いますが(私自身検査受け、陰性でした。)既に具体的な検証方法を期しましたが、通常生活における些細な腸管細菌叢および下痢があるような病態である種、この場合M. paratuberculosisなどを感作させたときに、クローン病病態モデルに近づかないか?TNF-αが増えるとか、IL−6がどう変化するか?エンドトキシン(内毒素)が発生するのか?サイトカインの関わりが把握されてきた今こそ具体的な検証が出来るのでは無いでしょうか?もちろん下の記事のように、腸内細菌叢を解熱剤・鎮痛剤+総合感冒薬などで細菌叢を壊した時に麻疹ワクチンを投与したら引き金になるかどうか動物で検証して欲しい。

最近のニュースでずさんな乳製品のニュースが出たから言っているのでは決して無い。学会発表等でヨーネ病との関わりが示唆されているので、今回、ヨーネ病について詳しく書かれていた水谷氏に是非とも掲載したいと言うことをメールにて連絡しOKの返事を頂いたので掲載した。

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