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色々麻疹ワクチン等の因果関係が言われていますが以下の発表がありました。
2000/5/21記
(英国)医療審議会(MRC:Medical Research Councilの略)の専門部会が2000年4月3日発表した報告書によると、MMR(麻疹、ムンプス、風疹)ワクチンによりIBD(炎症性腸疾患)が発症することを裏づける新たな証拠は発見されなかったそうである。イギリス政府が資金を提供しているMRCは1998年3月の総会の後、MMRワクチンとIBDとの相関関係を調べるための専門部会を設立した。Guy’s、King’s、and
St Thomas’s School of Medicine(所在地:ロンドン)のA.M.McGregor教授がこの専門部会の座長を務め、胃腸病学、ウィルス学、疫学、免疫学の専門家がそれぞれメンバーに含まれています。
MMRとIBDのこれまでの関係麻疹とIBDとの相関性に最初に注目したのはAndrew J. Wakefield(英国)と、Royal Free Hospital and School of Medicine(所在地:ロンドン)の同僚であった。*1.彼らは15名のクローン病患者のうち13名で麻疹ウィルスのタンパク質を発見し、この麻疹ウィルスが腸の感染症を引き起こし、ひいてはクローン病という炎症をもたらすのではないかと推測したのである。以来、Dr.WakefieldのグループはMMRワクチン、IBD、*2.で、社会的相互関係の欠如が特徴の障害と定義された自閉症の間に関連性があると示唆してきた。2000年4月6日に開かれた自閉症研究に関する議会の聴聞会では、Dr.Wakefieldが「自閉性全腸炎」と名づけた新しい障害の存在を証言した。三者の相関性についての論議はまだ続いており、秋田大学のDr.M.IizukaのグループがDr.Wakefieldの特定したタンパク質は麻疹ウィルスのではなく、まだ確認されていないヒトのタンバクであり、クローン病だけに見られるタンパクではないと指摘した。*3.この知見によれば、麻疹ウィルスがクローン病を引き起こすという仮説は成立しないことになる。さらに、Institute of Psychiatry(所在地:ロンドン)のDr.Eric Fombonneもロンドンに住む8,889名の子供の記録とフランスの6,100グループの記録を調査した結果、IBD、自閉症、MMRワクチンの間には相関性がないと報告した。
*4
MRC専門部会の結論
MRC専門部会も1998年11月から1999年9月にかけて4回にわたり、この相関性について審議した。Dr.Wakefieldらが専門部会に招かれ、所見を述べた後、同博士の所見のほかに、IBD、自閉症両方の発病仮説と治療法についても幅広く検討された。
Dr.McGregorらは、MMRワクチンがIBDや自閉症を引き起こすという新たな証拠は現在のところ特に見られないと結論を下した上で、自閉性全腸炎という新たな疾患についてもまだ立証されていないと言及している。重要なのは、専門部会が研究をより一層推し進めるために細かな指示を出した点である。IBDと自閉症については「未知の点が多い」という事態は改善され、特にIBD研究に対するMRCからの援助が「他の研究に比べて不十分」ということもなくなるはずである。(MRCはイギリス政府から補助金を受けているが、研究内容については独自に選択することが許されている。1999年−2000年における医学研究への助成金は331
million であった。)専門部会は将来の研究領域を特定し、その中にはIBDにおける幼児期の危険因子研究、多様な人口構成(移民も含む)におけるIBD研究、IBD進行における外的環境因子(喫煙など)との関連性が挙げられている。
上記の聴聞会や報告書に呼応して、米国小児科学会は声明を発表し、「ワクチンは生命の危険を伴う感染症から子供を守るのにもっとも安全な方法である」という点を子供の両親に再保証した。一般的には、ワクチンはIBD患者である子供にも大人にも投与されるものの、重大な影響をもたらす例外も多少あるということである。
title page不明
*1.‘Journal of Medical Virology’Andrew J. Wakefield etc.1993.4 、 *2.Lancet
1998.2.28 Wakefield etc.、*3.Gut M.Iizuka etc. 2000.2
*4.Lancet Eric Fombonne etc.1998.3.28
出典: Sara Silberman CCFA 2000.4.20
次世代サリドマイド製剤(IMiDs)がIBDに有効! 2000/9/8記
米ニュージャージー州ウォレンのCelgen社開発の第2世代SelCIDは粘膜固有層単核細胞でサリドマイドの1つで従来型より強力にTNFα、インターフェロンγを抑える効果があり「IMiDs」という。この薬はクローン病でフェーズUの臨床試験に入っている。
このサリドマイドは少しの副作用でよりTNF−αを押さえる効果があるのが特徴です。
また高容量の5-ASA、ステロイド免疫抑制剤に反応しない潰瘍性大腸炎5例に夜間100mg2名に50mgの「IMiDs」を投与をした。4週間以内に2例が治療に応答した。サリドマイドは妊婦および妊娠の可能性のある女性は禁忌である。
また炎症性腸疾患患者はCCFAの記事にも記載されているが100万人でありクローン病と潰瘍性大腸炎の患者数は半々の数と言われている。(この数字はサイトにより大きく数字が違うんですね。どこが正しいのでしょう。^^;)IBSとかベーチエットとかも入っているのだったら納得ですが・・・
もうレミケードに期待出来ない私としては光が少し見えた感がする。でもやはりサリドマイドということで日本では導入難しいでしょう。しかし価格は安いものと推測されます。最近の海外トピックはIL-6のような気がするので現在使用中のサリドマイドのことを治験していると勘違いしている先生が多いので余計にノーマクでした。
情報は良く吟味しないと・・・・教訓!随時修正する可能性ありですしまた可能なのがWEBの利点ですね。
最初あまりにも情報が少ないのでメディカルトリビューンの記事を解釈し間違えていました。後調べ直し複数の海外サイトニュースソース、Celgen社のHPを乱読し記載し直しました。乱読じゃダメという人は会員サイトで翻訳資金が溜まったら作業に入りますね。多分当分先でしょう。^^;)きっとこの分だけでも5万から以上の費用かかると思うよ。
Medical tribune 2000.7.20 Vol.33No.29巻頭より
http://www.pslgroup.com/dg/1d3686.htm
http://www.celgene.com/
炎症性腸疾患の予防・治療効果がガストロームに? 2000/7/24記
エカベトナトリウム(商品名:ガストローム)関するメーカー主催講演会の発表において兵庫医科大学第四内科教授の下山孝氏は,エカベトナトリウムの成分は松ヤニを蒸留して得た「ロジン」を修飾したものであると述べられたそうです。旭川医科大学外科学第二講座の河野透医師は、下部消化器疾患に対する作用について検討した。
ラットの実験モデルにおいて、8 %酢酸を投与すると大腸で急性粘膜障害が起こし動物病体モデルを作成することが出来る。一方1
%酢酸を前投与しておくとその障害が抑制されることを確認した。このことからガストロームに着目した。 クローン病の実験モデルである慢性TNBS腸炎において、8
%酢酸を投与すると腸において重度の潰瘍が発生するが、ガストロームを前投与しておくと,腸の障害はほとんど起きなかった。

また,直腸またはS状結腸に難治性潰瘍性大腸炎所見を有する症例に対して,ガストロームを微温湯に溶かして14日間,注腸投与したところ、7例中
6例で有意な改善が認められたそうです。 それらの成績から,ガストロームがこの粘膜防御作用を誘導することによっり実験的な動物モデルだけでなく臨床的にも炎症性腸疾患患者に対して腸管障害の予防・治療効果を発現したと考えられる。
Medical tribune
2000年7月13日 (VOL.33 NO.28)
p.15より
粘膜保護成分として、炎症サイトカインに暴露された腸管を守ると言う観点からは納得性はあるが・・・・それよりは粘膜栄養源となるアルギニン製剤の胃薬も私は有用株と思う。またグルタミンの含有量のある胃薬も良いと思う。ただ現在市販されているマーズレンSのグルタミン含有量は少ない。グルタミン・アルギニン・タウリンを含んだ消化管粘膜保護剤が発売されてもおかしくない気がする。それらの粘膜の歩留まりを良くするのにガストロームの成分を使えれば
完璧かなあ。今のところタウリンを含んだ製剤が無いんですよね。(笑)
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