「クローン病と潰瘍性大腸炎における食事と栄養について」
社会保険中央総合病院 管理栄養士 斉藤恵子先生


比較的安全な食品(1)

分類 経口移行初期 緩解期(病状が安定している時期) 控えた方がよい食品とその理由・対策
穀 類

・粥、ごはん

・うどん、冷や麦、そうめん、もち:柔らかく煮る

・胚芽米
・そば、スパゲッティー、ビーフン:柔らかく煮、よく噛む。
・食パン、フランスパン:パンは膨満感をもたらすことがあるので注意。

・玄米:消化が悪い。
・ラーメン、インスタントラーメン:かんすいが入っている、脂肪が多い。
・バターロール、クロワッサン、デニッシュ、揚げパン、調理パン:脂肪が多い。
・ライ麦パン、レーズンパン:繊維が多い。
・トウモロコシ、ポップコーン、コーンフレーク:繊維が固く、多い。

いも類 ・じゃがいも

・里芋、長芋:発酵しやすいので一度に摂る量は控える。
・春雨

・さつま芋:繊維が多い。(裏ごせば少量は可)

・こんにゃく類:人間の消化酵素では分解できない。
砂糖類 ・砂糖、はちみつ ・オリゴ糖使用量によって一過性の下痢が起きるので注意。 精製された糖質の使いすぎは腸内発酵しやすく、腸内細菌叢も悪くなるので注意。
菓子類 ・和菓子、せんべい、あめ、幼児向けハードビスケット、卵ボーロ、カステラ、プリンなど:少量 ・洋菓子、スナック菓子、チョコレート:原則として禁止。脂肪が多い、蓚(しゅう)酸を多く含んでいる。
油脂類 添加脂肪なし

・しそ油、マクトンオイルなど少量から始める。
・植物油、バター

・カレー、揚げ物など、一度にたくさん脂肪を使う調理は避ける
種実類 禁止 ・すりごまを少々。 ・ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類:脂肪が多い、過酸化脂質が多い、繊維が多い
豆 類 ・豆腐、豆乳、味噌

・油揚、厚揚:湯通しして少量。
・凍り豆腐。
・納豆少量:ひきわりの方がよい。
・きな粉

・大豆、黒豆、おから。
・小豆、うずら豆(裏ごしして少量可)

魚 類 たい、たら、かれい、すずき、きんめだい、メルルーサ、いとより、まぐろ水煮、半片、白ス干

・鮭、ます、まぐろ(赤身)、あじ、かじきまぐろ、たちうお、いわし、さば、さんま、さわら、はまち、ぶり
・牡蠣/ちくわ、かまぼこなど練り製品

・いか、海老、たこ、塩辛、佃煮、くんせい品、するめいか、小えび:消化が悪い。
・牡蠣以外の貝類:消化が悪い。(あさり、しじみ味噌汁程度は可)
・干物、みりん干:消化が悪い、過酸化脂質が多い(一夜干しは可)
・魚卵:着色料、塩分が多い。


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