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潰瘍性大腸炎|外科治療|手術術式について
手術術式としては全結腸全摘、直腸粘膜切除、回腸肛門吻合(IAA)が一般的です。潰瘍性大腸炎の手術は、病変を残した手術は行われません。なぜなら術後もステロイドを必要とし、病変部位よりの出血は改善が期待できないからです。原因病変が取り除かれ、根治します。全身状態、貧血、発熱、腹痛、栄養状態などが急速に改善され、ステロイドとも縁が切れます。しかし発病から十年以上経過し癌の発生、転移もしくは、不可逆性(元に戻らない)の腸管外合併症が発生してしまうと、大腸を取り除いても腸管以外の病気の影響を受けることになってしまいます。
潰瘍性大腸炎|外科治療について
なぜ手術が必要なのか?:免疫システムの異常により大腸粘膜が炎症を起こしていますので、大腸を取り除いてしまえば根治すると言えます。この病気は本来良性の病気であり、なんでもかんでも手術をして切ればいいというものではありません。しかし、良性であっても手後れになると生命の危険を伴い場合によっては、例え手術により潰瘍性大腸炎が治っても腸管外合併症が治らず障害を残したりします。 *1.手術適応例とは:潰瘍性大腸炎の外科治療は重症(大出血、中毒性巨大結腸、穿孔)、難治性(ステロイドに対する副作用、効果不良、大量投与例)大腸癌の合併、小児の発育障害(骨端線が閉じるまでに行います。)、腸管外合併症[大腿骨頭壊死(ダイタイコツコツトウエシ)、壊疽性膿皮症(エソセイノウヒショウ)、関節炎]などに対して行われています。
クローン病|外科治療について
クローン病では、狭窄、閉塞(イレウス)、瘻孔(ロウコウ)、膿瘍(ノウヨウ)、難治などが主な手術適応となります。この他の条件として穿孔(センコウ)、大出血、発育障害、腸ガン、肛門病変などに対して手術が行われます。病変部位の切除が原則ですが、小腸の狭窄には、狭窄形成術が行われます。手術を行い緩解した患者さんにプラセボ(疑似薬)を投与し治療をしなかった場合、2年以内の再発率は40-63%と高率です。緩解後も再発予防のために、外来通院した方が良いでしょう。1.手術率、累積手術率
