潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン

財団法人日本医療機能評価機構 EBM医療情報部 Minds医療情報サービス に潰瘍性大腸炎の診療ガイドラインが公開されている(2007年8月7日 第1版公開)
エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン』(2006年)の、特にポイントとなる部分(推奨文)の患者向けに医学用語の解説がある。潰瘍性大腸炎患者が様々な病気のステージに於いて生じる疑問を解決出来ると思われる。実に豊富に47問の質問文に対して診療のガイドラインとしても回答と推奨レベルを付記し紹介されている。本文自体は難しいので、関連する用語集をあわせてみると理解しやすい。
まず最初に推奨レベルについてを見てほしい。

診療ガイドライン 推奨レベル

グレード 定義
A 標準的な診療行為として行うことを強く推奨できる
B 標準的な診療行為として行うことを推奨できる
C 標準的な診療行為として行うことを推奨できない
D 標準的な診療行為として行うべきでない
I エビデンスと専門家の意見が乖離し、標準的な診療行為として明確に推奨しにくい                                      1. 専門家のコンセンサスは得られているが、エビデンスが不足する                                                                            2. エビデンスはあるが、専門家の評価は高くない


医療提供者向けには更に細かいマトリックスに基づき分類されている。文献等から得られるエビデンスと診療を行う専門家の意見を基に、情報を仕分けしガイドラインに落とし込む作業が大変であっただろうと想像される。とりまとめに当たられた先生、専門家の先生方をはじめ評議の先生方ありがとうございます。
患者さんにとっては以外と思われるが、「エビデンスと専門家の意見」と異なる、推奨レベルIに位置づけされるような治療が、クローン病や潰瘍性大腸炎に多く見られるが、多くの病気でも同様の位置づけの治療が多いようだ。しかしながら、大事なのは、如何に患者さんの状態を良くし社会復帰に移行させるよう臨床家が治療を行うことです。エビデンスについてはEBMと診療ガイドラインの解釈をごらんください。

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