白血球除去療法/顆粒球除去療法とは
潰瘍性大腸炎は、原因は不明ですが、白血球から炎症にかかわるさまざまな炎症性サイトカン*(ホルモン)が放出されていると言われております。この炎症に関わる白血球を取り除くことで、炎症をしずめることができるのではないかという考え方から、白血球除去療法(LCAP)/顆粒球除去療法(GCAP)が行われております。いずれも治療時間は60分程度で、外来通院で可能である。
炎症性サイトカン*:TNF-α、IL-1β、IL-6、IL-8これらの値が白血球/顆粒球除去により低下し、治療効果が出るとされている。
本治療法は、潰瘍性大腸炎の活動期で、ステロイド治療に反応しない重症/中程度の、大腸全域に病変が及ぶ患者さん、左側大腸炎(下行結腸側)に病変が及ぶ患者さんの緩解導入に用いられます。2009年1月より中等症から重症の活動期のクローン病にも保険適用可能になった。*1
LCAPの治療には旭化成クラレメディカル(株)の「セルセーバーEX」という不織布*(ふしょくふ)で出来たフィルターに専用の回路と専用の浄化装置を用いて血液濾過循環が行われます。血液から白血球・血小板を選択的に取り除きます。
不織布とは繊維を織らない布状のもの”をいいます。
GCAPの治療には(株)JIMROの「アダカラム」という酢酸セルロースビーズが入った「カラム」と専用の接続回路、浄化装置を用いて血液濾過循環が行われます。血液から顆粒球・単球を取り除きます。
両治療法は、血液を取り出し、「フィルター/カラム」で濾過し、白血球もしくは白血球の一部を取り除いて、体内に戻す治療法であるのには変わりありません。濾過される血液の成分が、微妙に違うだけでメカニズムも同じです。
GCAP=granulocyte and monocyte adsorptive apheresis
LCAP=Leukocytapheresis
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