クローン病 |内科治療|薬物療法

免疫抑制剤

アザチオプリン(イムラン)やその生体内活性型の6-MP が使用されていますが、海外の報告では、活動期のクローン病に対して単独での有効性は証明されていないのですが、ステロイドと併用するとステロイド単独より有効率が向上するとされています。しかし、免疫抑制剤の長期予後の結論は出ておらず、発ガンの危険性があるので安易には使えないものと思います。*3
免疫抑制剤は、感染症を誘発しやすいのと、吐き気、脱毛等さまざまな副作用があり、効果が現れるのに3-4ケ月かかります。
クローン病治療指針改定案(2006年研究班報告)によると免疫抑制剤はステロイド離脱困難例にアザチオプリンや6-MP を併用することがに明記されました。*4

2007年12月よりイムランはすステロイド依存性のクローン病の緩解導入及び緩解維持並びにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持に保険適用となっている。
プレドニン←プレドニン IMURAN←イムラン

大腸型または大腸が主病変の方

 サラゾピリン3,000-4,000mg(6-8錠)/日またはペンタサ1,500-3,000mg(6-12錠)/日を継続投与します。4-6週間たっても改善されない場合は、プレドニン30-60mg/日を投与し改善した場合2週間ごとに減量します。注意事項は、上記と同じです。プレドニン30-60mg(6-12錠)/日を投与しても症状が変わらない場合、アザチオプリン50-100mg/日を併用。

フラジール

症状がそれでも変わらない方は、フラジール750-1,000mg(3錠-4錠)/日を併用します。 肛門病変のある方は、上記治療に加え、サラゾピリン坐薬または、フラジールを追加するようです。フラジールは、副作用の多い薬なので、500mg(2錠)/日の処方される先生方もいらっしゃいます。

手術適応は、閉塞 (イレウス) 、狭窄症状、腹部膿瘍(ノウヨウ)、瘻孔(ロウコウ)、内科的治療に効果が見られない場合や、肛門病変、出血、中毒性巨大結腸症などです。

 サラゾピリンは、大腸型には、有効ですが、小腸型には無効です。ペンタサは大腸型、小腸型のいずれにも有効です。(詳しくは潰瘍性大腸炎の内科治療の項目参照)

国内では、IOIBDスコアーが2以上で、血沈、CRPが異常を示した活動期のクローン病患者を対象とした治験で、1,500mg(6錠)あるいは3,000mg(12錠)の投与量で54.8%(17/31)の改善率が示されています。また病変部位では、小腸型で33.3%小腸・大腸型で66.7%、大腸型で42.9%が中等度以上の改善率で、大腸および小腸とともに効果を認めたと報告されています。

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