クローン病 |内科治療|薬物療法

ブデソナイド

欧米では、副腎皮質ホルモンの局所の際に生じる長期間・大量投与時の全身性の副作用を極力少なくしたアンティドラッグと言われているブデソナイド(Entocort) 6mg/日を回腸盲腸型のクローン病患者に1年間経口投与したところプラセボ(疑似薬)に比べ有意に再燃を抑制したとの報告がみられます。ブデソナイドは1カプセル3mgです。

ブデソナイドは、皮膚・粘膜に対し刺激性の少ないグルココルチコイド(抗炎症作用をもつステロイド)であり、吸収が少ない上に急速に分解する前に粘膜直接作用すると考えられています。注腸投与での薬効はペンタサやハイドロコルチゾン(抗炎症を有するステロイドホルモン)と同様でプレドニン注腸より優れているという報告や飲み薬としてのクローン病への有効性もあると言われています。*2

クローン病には経口で9mg/日朝1回投与が優位に効果があるとされております。2001年にアメリカでクローン病に認可されました。日本での導入の見込みは無い。(AS社が国内に導入する気が無いとのうわさである。)

pH依存で、胃酸を回避し十二指腸から徐々に溶けていく設計のセルロースコーティーングがなされているため潰瘍性大腸炎には、目的部位への吸収量が経ると考えられる。腸管粘膜より吸収され、作用し肝臓で代謝されるため、静脈を通じた副作用が少ない。肝臓に負担を掛けるので、肝機能が悪い場合は適用を見合わせるべきである。

長期服用すると、白血球が著明に増加する。3年服用後の長期有用性は無いと言われており、私自身も3-4年で効かなくなった。しかしながら、狭窄のある患者さんにとってレミケードより第一選択薬となり得る優れた薬である。

ブデソナイド(エントコート) ブデソナイド(エントコート)注腸剤
Entocort 3mg ブデソナイド Entocort Enema 3mg,115mL

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