クローン病 |内科治療|薬物療法

注腸ステロイド

ステロイドホルモンの副作用を軽減する目的で、ステロネマ(製造発売元:テイコクメディクス(株))、プレドネマ(製造発売元:(株)キョーリン)という名称で注腸タイプが商品化されています。
注腸投与でも相当量のステロイドが吸収されると言われています。口から飲むステロイドに計算するのにどのくらいが吸収されるか?というと1/2から1/3くらいらしい。

クローン病では、瘻孔(ロウコウ)のある場合はステロネマを使用すべきではないと言う意見が多いようです。理由は感染に弱いこと、ステロイド潰瘍をつくることにより治りが遅れるということですが、炎症を押さえる即効性に期待し使用されるケースもあります。いずれも、保険適用は潰瘍性大腸炎となっております。

同様に、ペンタサを注腸タイプにした注腸製剤も潰瘍性大腸炎の適用となっております。

抗TNFα療法とは

クローン病の腸管内に炎症のサイトカインが多く発生していることが判りその他数々の炎症サイトカイン(IL-1β、IL-6、IL-8、TNF-αの産生の上流で制御しているのがTNF-αであることが判ってきました。TNF-αを押さえ込めば、クローン病の病状が改善するのではないかと考えられています。ILをインターロイキンと呼びます。TNF(Tumor Necrosis Factor)は、腫瘍細胞に対する傷害活性を有する因子であり細胞間相互作用を仲介します。
レミケード添付文書(日本未上市の時のもの
遺伝子組み替え技術により合成されたのが抗ヒトTNF-αキメラ抗体 と呼ばれています。 具体的にはマウスにヒトTNF-αを投与してマウス抗TNF-αモノクロナール抗体を作成し、免疫抗原を低く押さえ、体内の白血球をはじめ免疫系統に異物と認識されないように作られております。(ヒト75%、マウス25%)商品名はレミケードと呼ばれています。米国セントコア社により開発され日本でも田辺三菱製薬株式会社より輸入販売されています。米国ではFDA(米国食品医薬品局保健サービス局)で1998年に認可されました。

国内は2002年4月に薬価収載され、発売は2002年5月より発売が開始されました。1回単独投与で承認され、市販後調査、連続投与治験を経て、2007年11月13日に維持療法の効能追加を取得した。1回注射した後、血中濃度が高く保たれるため、2週間から最大4ヶ月の効果が持続するようです。患者さんにより効果継続期間の差はあります。

レミケード以外にもリウマチで認可されている抗TNF-α治療薬としてはエンブレル(エターナルセプト)というTNF-α型とTNF-β型に結びつき、中和する薬があります。これは、自分で注射を出来る自己注射と呼ばれる方法で、2008年4月より在宅自己注射の規制が制限が緩和されるようです。

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